J2長崎、神戸の連覇に貢献のMF山口蛍獲りへ!すでに正式オファー 神戸は慰留に努める
J2長崎が神戸MF山口蛍(34)の獲得に乗り出していることが15日、分かった。複数の関係者によると、すでに正式オファーを提示。神戸側はJ1連覇に貢献した主将を来季の必要戦力として慰留に努めているが、成立すれば今オフ最大級の移籍になる。 今季は左膝の手術の影響もあってリーグ27試合出場3得点だったが、シーズン最終盤に復帰。豊富な運動量をベースにしたボール奪取能力と高い予測力、そしてパンチ力のあるミドルシュートで、J1連覇と天皇杯制覇に貢献した。日本代表では14年と18年の2度、W杯出場を経験。神戸では昨年途中から主将に就任してFW大迫やFW武藤ら個性豊かなチームをまとめあげるなど実力も実績も申し分ない。 長崎は今季J2リーグ3位で、昇格プレーオフ準決勝敗退。18年シーズン以来8年ぶりのJ1昇格へ向けて積極的な補強を行っており、横浜DFエドゥアルドの獲得も濃厚だ。何よりJ1王者の主将が移籍となれば極めてレアなケース。去就は近日中に決まるもようで、日本屈指のダイナモの決断に注目が集まる。 ◇山口 蛍(やまぐち・ほたる) 1990年(平2)10月6日生まれ、三重県名張市出身の34歳。C大阪アカデミーを経て09年にトップチーム昇格。19年に神戸移籍。J1通算359試合35得点、J2通算58試合2得点。13年7月の東アジア杯(E―1選手権)で日本代表デビュー。国際Aマッチ通算48試合3得点。愛犬は黒パグの「クロ」。1メートル73、72キロ。利き足は右。