史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング1~10位。1位は中島翔哉!
7位:香川真司(かがわ・しんじ) 生年月日:1989年3月17日 移籍先:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)→マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 移籍日:2012年7月1日 移籍金:1600万ユーロ(約25.6億円) 香川真司は、2012年夏にドイツのボルシア・ドルトムントからイングランドのマンチェスター・ユナイテッドに1600万ユーロ(約25.6億円)の移籍金で加わった。 香川は2010年夏、セレッソ大阪に育成補償金の35万ユーロ(約5600万円)を残してドルトムントに加わると、無名の選手から一気にブンデスリーガを代表する選手に飛躍した。鋭いターンとスピードを活かしたドリブルを武器に屈強なブンデスリーガの守備陣を切り裂き、2010/11シーズンはリーグ戦18試合に出場して8得点1アシストを記録すると、翌2011/12シーズンは31試合出場で13得点12アシストの大活躍を披露した。 ドルトムントのブンデスリーガ連覇に貢献した香川は、レアル・マドリードやアーセナルへの移籍も噂される中、2011/12シーズン終盤には、当時のマンチェスター・ユナイテッド指揮官であるアレックス・ファーガソン監督が直接視察に訪れて香川のプレーを見て獲得を決めたとされている。 マンチェスター・ユナイテッドでの香川は、ドルトムント時代ほどのインパクトはなかったものの、プレミアリーグで上々のスタートを切っており、第7節まで6試合に先発して2得点1アシストを記録した。その後はひざの負傷で長期離脱があったが、復帰後には3月のノリッジ戦でハットトリックを達成するなどして、ユナイテッドのリーグ制覇に貢献している。 ただ、2012/13シーズンいっぱいでファーガソン監督が勇退すると、後任のデイビッド・モイーズ監督は香川を信頼せず、出場機会は激減し、2014年夏にドルトムントに復帰した。
6位:冨安健洋(とみやす・たけひろ) 生年月日:1998年11月5日 移籍先:ボローニャ(イタリア)→アーセナル(イングランド) 移籍日:2021年8月31日 移籍金:1860万ユーロ(約29.8億円) 日本サッカー史上最強のDFといっても過言ではない冨安健洋は、移籍金の額でも日本トップクラスだ。2021年にイタリアのボローニャからイングランドのアーセナルへ移籍した際に、1860万ユーロ(約29.8億円)の移籍金が動いたとされている。 2019年にベルギーのシント=トロイデンからボローニャへ移った冨安は、主に右サイドバックとして活躍した。守備の国イタリアで高く評価されると、2021年には東京五輪に出場してさらに注目を集め、8月末にアーセナルへの移籍が決まっている。 アーセナル加入後は度重なる負傷で戦列を離れる時期があるものの、コンディションが整っているときは貴重な戦力として活躍を続けており、2023/24シーズンは主に左サイドバックとして起用されていた。 冨安の最新の市場価値は3500万ユーロ(約56億円)となっており、アーセナル加入後も着々と価値を高め続けている。アーセナル専門メディアの『Just Arsenal』は、2023/24シーズンのベストイレブンに冨安を選出した。今年3月には2026年までの新契約を交わしており、クラブからの信頼も厚い。これからさらに価値を上げていく可能性もあるはずだ。