史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング1~10位。1位は中島翔哉!
5位:遠藤航(えんどう・わたる) 生年月日:1993年2月9日 移籍先:シュトゥットガルト(ドイツ)→リバプール(イングランド) 移籍日:2023年8月18日 移籍金:2000万ユーロ(約32億円) 昨年夏にドイツのシュトゥットガルトからイングランドの名門クラブであるリバプールに加入した遠藤航が、歴代日本人移籍金ランキングの5位に入った。その移籍金は、2000万ユーロ(約32億円)となっている。 遠藤は2019年からシュトゥットガルトで活躍。守備力に長けたMFとして評価を高め、ブンデスリーガのデュエル王として不動の地位を築いた。 リバプールは2023年夏にモイセス・カイセドやロメオ・ラビアといった有力MFの獲得を狙っていたが、いずれもチェルシーとの争奪戦に敗れた。その結果、急きょ遠藤の獲得に踏み切っている。 移籍当初の遠藤は、プレミアリーグのプレースピードに戸惑う様子もあったが、アレクシス・マック・アリスターが負傷離脱した時期に起用されて信頼をつかむと、以降はリバプールに欠かせない選手として頻繁に起用された。 英メディア『Football365』は今年5月、遠藤に関する記事を掲載した。その中で、遠藤の獲得は「当初はその場しのぎのパニックバイのように感じられた」が、「時には間違えることもある。(メディアは)10月には遠藤の獲得をプレミアリーグの無意味な契約リストに加えていた。しかし、12月には彼はチームの重要な存在になり、ファンはアジアカップでの彼の離脱を嘆いてさえいた。2月から3月にかけては、リバプールの中盤に居続けて予想外のタイトル獲得にも貢献している」と記し、遠藤の獲得がリバプールにとって価値のある補強だったことを強調した。
4位:中田英寿(なかた・ひでとし) 生年月日:1977年1月22日 移籍先:ペルージャ→ローマ(イタリア) 移籍日:2000年1月1日 移籍金:2169万ユーロ(約34.7億円) 日本人歴代移籍金ランキングの4位は、中田英寿だ。2000年1月にペルージャからローマへ移籍したときの移籍金が2169万ユーロ(約34.7億円)となっている。 中田は1998年ワールドカップでサッカー日本代表の中心選手として活躍した後、イタリアのペルージャへ移籍した。セリエAデビュー戦でジネディーヌ・ジダンらを擁する名門ユベントスと対戦していきなり2ゴールを決めて一躍注目の的になると、その後もペルージャの攻撃のキーマンとして躍動した。1年後にはACミランやユベントスへの移籍が話題になったが残留し、さらに半年間をペルージャで過ごしたあと、1999/2000シーズン途中にローマの一員となっている。 ローマではフランチェスコ・トッティがいたため、常時先発というわけではなかったものの、中田は出場機会が与えられるたびにファビオ・カペッロ監督の期待に応えた。特に、2001年5月7日のセリエA第29節のユベントス戦の活躍は今も語り草で、途中出場した中田の1得点1アシストの活躍で引き分けに持ち込み、優勝を争うライバルとの勝ち点差を維持することに成功し、ローマのリーグ優勝に貢献した。 トッティは2020年、『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューでセリエA優勝を振り返り、「カペッロに交代を命じられたときは不満だったけど、結果的にそれが勝利につながって優勝につながった」と指揮官の選択が正しかったことを認めていた。