『頭文字D』カラーで日本の峠最速に。グリアジンがWRC2完勝「しげの先生にありがとうと伝えたい」
11月24日、日本の愛知・岐阜県を舞台に開催された2024年WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』のWRC2クラスに出走したニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)がクラス優勝を飾った。 【写真】人気漫画『頭文字D』にモチーフを得たパンダカラーで夜の峠を疾走するニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー写真 シトロエン・レーシングのC3ラリー2に乗って今シーズンを戦ってきたグリアジンは、迎える日本ラウンドへ向けて自身のマシンに人気漫画『頭文字D』にモチーフを得たカラーリングを施して臨んだことで注目を集めていた。 大会が始まると、走り始めのシェイクダウンから良いフィーリングで好タイムを刻み、開幕ステージとなる豊田スタジアム特設ステージでのスーパーSS(スペシャルステージ)を制した。 二日目以降はさらにペースを上げ、SS2~SS9のすべてでトップタイムを刻む活躍を見せた。 以降は、初日に築いた大量リードを最後まで守り切り、全21本中計14本を制する走りでラリージャパン2024のWRC2クラスを完勝。見事、漫画の主人公のような速さを見せて日本の峠で最速の称号を手にした。 ●ニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2) 2024年WRC第13戦ラリージャパン:WRC2優勝 「完璧なハンドリングができた。最高の気分だ!」 「それとしげの(秀一)先生が、この大会のために準備した特別なカラーリングを許してくれたんだ。本当に、ありがとうございますと伝えたい」 「日本で、この頭文字Dのカラーリングで勝つということは本当に特別でした」 「今シーズンについては、チームの皆とともに成長することができたと思っているよ」 「今週末、シトロエンは僕を信じてくれていたし、グラベルクルーも本当にいい仕事をしてくれた。良いシーズンの締めくくりになった」 「来年のことはまだわからないけれど、もしチャンスが合ったらラリー1マシンに乗りたい。それが僕の夢だからね」 [オートスポーツweb 2024年11月24日]