樟南高3年の福崎 高校生初の幕下付け出し資格獲得 全日本相撲選手権8強「横綱目指したい」
「相撲・全日本選手権」(1日、両国国技館) 池田俊(ソディック)が決勝で今年の学生横綱のトワードルジ・ブフチョローン(日体大)を取り直しの末にうっちゃりで下し、2年連続2度目のアマチュア横綱に輝いた。 今大会の8強以上は大相撲の幕下最下位格付け出し、16強以上は三段目最下位格付け出し資格を獲得。鹿児島・樟南高3年の福崎真逢輝(まある)が8強入りし、昨年9月に現行基準となってから高校生では初めて幕下最下位格付け出し資格を得た。 福崎は172センチ、140キロの体で、重心の低い突き押しを武器に快進撃。予選を2勝1敗で勝ち上がると、決勝トーナメントでも初戦の2回戦で社会人を、3回戦で大学生を破った。目標の予選通過を上回り「一番一番思い切っていった」と顔をほころばせた。 10月に行われた国民スポーツ大会少年個人では優勝。好きな力士は武双山で、高卒での角界入りを希望する。「やるからには横綱を目指したい。勝っておごらず、負けて腐らず、いろんな人に応援してもらえる力士になりたい」と目標を掲げた。