「ステージゼロの乳がんなのに乳房全摘を医師から告げられて…」小林アナ 30代の迷いと決断
乳房摘出と再建は時間をかけて行う方法が一般的で、摘出と同時に再建手術を行うのは賛否両論があるみたいです。私はメリット・デメリットの両方を理解したうえで、自分の希望する治療を選択しました。手術から約10年経ちます。胸のメンテナンスは10年に1回は必要と言われていますが、いまのところ気になることはありません。病気を治すのは医師です。病気の状況によっては治療方法が選べない場合もあるかもしれません。でも、病気も治療も自分の体のこと。すべてを医師にゆだねるのではなく、自分で調べられることは調べ、納得したうえで治療を受けることも大切だと思いました。
PROFILE 小林アナさん こばやし・あな。お笑い芸人。元新潟テレビ21アナウンサー。2011年「R-1ぐらんぷり」で準決勝進出を果たし、D1グランプリイメージガール「D-Sign」も務める。2013年7月4日、乳がんに罹患していたこと、及びがん切除と乳房再建の手術をしたことを、自らのブログで公表した。ベストボディ・ジャパン大会では、那覇大会(2021年9月12日開催)のウーマンズクラス(40歳~49歳)で準グランプリを受賞。さいたま大会(2021年10月2日開催)で第3位に入賞。ラジオパーソナリティとしても活躍。
取材・文/齋田多恵 写真提供/小林アナ
齋田 多恵