〈大木淳夫の1月の新店アドレス〉本格立ち飲み中華や、渋谷のホテル内ダイニングがオープン
sushi AKEBONO
住所 : 東京都新宿区住吉町1-19 ノグチビル 1F TEL : 050-5592-5905
昼限定のテイクアウトいなり寿司
お寿司屋さんのお昼だけのテイクアウト店もオープンです。1月16日、麻布十番にいなり寿司専門店「KITAINARI」ができました。「鮨 割烹 ゆうずうむげ」が昼だけのれんを変えて展開するお店です。なんと砂糖不使用で、油揚げは甘酒と鰹出汁で煮込んでいるので、一口目はいなりの甘さが無い!とびっくりします。しかしかみしめると、ああ、これはアリだよねえというおいしさ。おかか、すき焼き卵黄、カレーなど8種の味を楽しめるセットが1,500円。パッケージも含めて、まさに麻布十番らしい商品で、差し入れや手土産として重宝されそうです。
KITAINARI
住所 : 東京都港区麻布十番2-13-5 PARK麻布網代 1F TEL : 03-4400-3980
手巻き発祥の店として有名な老舗チェーン
今年創業100年を迎える「築地玉寿司」が12月25日にオープンした「築地すしくろ 銀座インズ店」も使い勝手のいいお店です。銀座でゆるく、回らない寿司を楽しめるというコンセプトなんですが、日本酒は十四代、新政、磯自慢、飛露喜、日高見、東洋美人、田酒などの人気どころがカジュアルな値段でラインアップ。“手巻き発祥の店”としても有名ですが、「元祖末広手巻」はなんと45種も。これをあて巻きとして酒を飲むという使い方は、すごく楽しいです。老舗チェーンならではの懐の深さを感じました。
築地すしくろ 銀座インズ店
住所 : 東京都中央区銀座西3-1 銀座インズ1 B1F TEL : 03-5579-5057
歴史ある人気の2店が移転復活
コロナ禍を経て、店舗の移転・復活が目立つ中、人気の2店が再オープンしました。
タンメンが人気の町中華が再スタート
まずは1983年創業の中華「盛運亭」です。以前の店は白金高輪と麻布十番の間にあり、タモリさん愛用の店としても有名でしたが2023年10月に閉店。それが1月6日に明治通り沿い、広尾のもんじゃ「天現寺亭」の隣で再スタートを切りました。閉店時の貼り紙によると、創業者である出山社長監修でこれまでのスタッフが切り盛りとのこと。清潔感がありながら、町中華の雰囲気を残した店内は入りやすく、ご近所さんや広尾病院のお見舞い帰りと思しきファミリーなど、老若男女で賑わっていました。