ピンゴルフ史上もっとも飛ぶ『G730』と飛び系ツアーアイアン『i530』を発表!
ピンゴルフジャパンは2024年3月6日にさいたま市にある本社で発表会を実施。そこで『G710』と『i525』の後継モデルになる『G730』と『i530』を発表した。どちらも2024年4月4日(木)に発売だという。
開発コンセプトは「やさしいヘッドに高さと飛びをプラス」
発表会ではプロダクトマーケティング部ハードグッズ担当の山崎力氏がこの2つのアイアンについて説明した。「ピンゴルフの飛び系アイアンの開発はまず寛容性を高めることから始めます。その『寛容性=やさしさ』をクリアしたら次はグリーン上で止められる『高さ』です。そのあとに『飛距離性能』を追い求めます。そして、この3段階のすべてで前作を超えると製品化されます。この開発コンセプトからわかるように、飛び系アイアンを作るというよりも、スコアアップにつながるやさしいアイアンを作り、そこに高さと飛びの要素を追求したモデルをピンでは“飛び系アイアン”として発売しているのです」と山崎氏。なお、今回発表された『G730』は2018年の『G700』、2020年の『G710』の流れを組み、ピンのなかでもっとも飛びに特化したモデル。一方、『i530』は2018年の『i500』、2022年の『i525』に続く、ツアープレーヤーでも使える操作性を兼ね備えた飛び系中空構造だという。それでは詳細を見ていこう。
『G730』はピン史上最も飛んでやさしいアイアン
山崎氏は「アイアンの大きな役割はグリーンに乗せることです。まずグリーンに届かせるのにロフト設計を見直しました」という。前作『G710』は7番が28.0度だったのに対し、『G730』は26.5度と1.5度もストロングロフト化。また、フェース構造にもこだわり、 『G425』に搭載した“VFTフェース”を今回も採用することでフェースが大きくたわみ、また『G430』に比べて約7%の薄肉化もでき、高初速を実現している。さらに、ピン史上もっともやさしいアイアンを作るために、前作までの中空構造からキャビティ構造に変更。その結果、全番手の平均で約12%の慣性モーメントを高めることができたという。そして、ソール幅も前作比で約6%広げ、ダフリづらくなっている。とくにウェッジはソールが広いだけでなく、削り出しの溝を採用することでスピン性能が向上しているという。