無限「焼き餃子」は野菜たっぷりで箸が止まらぬジューシーさ!失敗しない包み方・焼き方も【沼津りえのとっておきレシピ】
【作り方】
(1)野菜を切る キャベツとニラはみじん切りにします。キャベツは千切りにしてから、まな板ごと回転させてみじん切りに。ニラは半分に切って重ねるのを2回繰り返し、長さを揃えてからみじん切りにします。 「私はザクザクした食感も楽しみたいのでキャベツ派。もちろん白菜で作ってもおいしいですよ。キャベツは芯も甘くておいしいので、芯まで刻んで使います。細かく刻むと水分がたくさん出てジューシーに、粗めに刻むとザクザクした食感を楽しめるので、みじん切りの大きさは好みで調整してくださいね」 (2)野菜に調味料を入れる ボウルに刻んだ野菜を入れ、塩、こしょう、しょうゆ、ごま油、オイスターソースを入れていきます。最大のポイントはココ! そう、野菜に調味料を入れて、水分は一滴も絞りません。 「普通はひき肉に調味料を混ぜてから、水気を絞った野菜を入れますよね。私の作り方はまったく逆で、野菜に調味料を混ぜて水分を出し、野菜から出た水分をひき肉にたっぷり吸わせます。これがおいしさの秘訣。野菜の水分が入ってジューシーに仕上がるんですよ」 よく混ぜ合わせたらそのまま5~10分置き、野菜の水分が出てくるのを待ちましょう。 (3)豚ひき肉を混ぜる 野菜の水分がたっぷり出たら、そこへ豚ひき肉を投入! 野菜とひき肉の量は1:1が基本。指をグーパーしながら全体を混ぜ合わせ、野菜の水分をひき肉に吸わせるようにして揉み込みます。時々グルグルとかき混ぜると、ひき肉に水分が入りやすくなります。ひき肉がべタッとボウルに張り付くまで混ぜたら、餃子のたねの完成です! 「ひき肉に調味料を入れていくと味にムラができやすいのですが、これならひき肉に均一に味が入ります。野菜を絞らないので、野菜がもつ甘味と旨味、さらに栄養素も逃すことなくギュッと詰まっています」 (4)餃子の皮で包む 早速、包みましょう。餃子の皮1枚にスプーン1杯分のたねをのせ、皮の下半分のふちに水適量(分量外)を塗ります。皮を半分に折りたたみ、重ねた皮の上部の中央を指で強く押しながら、右からひだを2つ作ります。同様に左からもひだを2つ作り、キュッと押さえて形を整えたらできあがり。 「この包み方だと、餃子の底が平らになるので、ムラなくカリッときれいに焼けます。今回は35個包めました!」 (5)餃子を焼く それでは、いよいよ焼いていきます。火をつける前に、フライパンにごま油適量(分量外)を入れ、ごま油を餃子の底でのばしながら2列に並べます。 「冷たい状態で並べてから焼くと、均一に火が入ります。丸く並べるとひっくり返すのが難しいので、私は2列に並べる派。途中で焼き色を確認しやすく、1人分ずつ盛り付けられるのでおすすめです」 餃子を並べたら中火にかけ、プチプチ音がしてきたら水を100ml入れ、ふたをして中弱火で約7分焼きます。7分経ったらふたを開け、強火にして残った水分を飛ばしましょう。 「“水100mlで7分加熱”が餃子を焼く時の黄金比。これさえ守れば、焼き名人です! 水と焼き時間は餃子の数が増えても減っても同じ。ちょうど7分経った頃に、餃子の中にしっかりと火が通り、水分が飛ぶようになっています。ガスやIHの火力は各家庭で異なるので、最初は焦げないように様子を見ながら焼き色を調整してくださいね」 (6)できあがり! 黄金色の美しい焼き色! 失敗なく焼けました。一度に食べない場合は、焼く前の状態で冷凍を。冷凍で2~3週間保存が可能です。冷蔵で保存すると水分が出て皮が破れやすいので、すぐに焼かない場合は冷凍するのがおすすめです。