ヒットドラマ脚本家が伝授「強運を呼ぶ習慣」とは?浅田美代子さんなど強運の人に共通すること
『ハケンの品格』『やまとなでしこ』『花子とアン』など、数々のヒットドラマを手掛けている脚本家の中園さんは、14歳の頃より占いを学び、占い師としての活動もされています。 そんな中園さんが、2023年11月に『強運習慣100 運をつかんで幸せになる』(エクスナレッジ)を上梓。脚本家・占い師の仕事を通して中園さんがいままで出会った「強運な人」を人間観察し、その特徴と実際に行っている習慣を分析。ご自身でもそれを実際に試してまとめたという100のセオリーが一覧できる1冊になっています。 この強運習慣を実践すれば、「生まれも性格も関係ない! 幸せは必ず手に入る」と中園さん。ここでは、そんな中園さんに「強運習慣とは? 運を引き寄せるためには何をすればいいの?」という疑問にお答えいただきました。
運は自分で強くすることができる
私は子どもの頃から「運」について考えてきました。 ある時は「やっぱりお金があって家族にも恵まれていて、何不自由なく暮らしている人が強運なのだろう」と思ったり、ある時は「芸能界などで華やかな成功を手にしている人のことだろう」と思ったりもしました。 若い頃は占い師として、政財界の大物と呼ばれる人たちの相談も受けてきましたし、脚本家になってからは、エンタテインメントの世界で活躍する方たちと身近に接する機会にも恵まれました。そんなさまざまな「強運な人」を観察して共通点を探し、自分でも真似をして実験して来た中で、私はひとつの回答にたどり着きました。それは「強運な人とは、不運を不運としない人のことである」ということです。 どんな人でも、いつもいつも幸せということはありません。むしろ大きな成功を手にした人ほど、時に大きな失敗をしたり、困難が訪れることがあります。でも、強運な人はそこでへこたれることがありません。それをチャンスと捉えて、むしろ運を強くしていく。そういう人たちをたくさん見てきました。 強運体質というのは「生まれつき」ではなく、運のよさは後天的に自分で鍛えることができるものなのです。私自身、あまり運がいい方だとは言えません。10歳で父を、19歳で母を失い、若い頃は随分と暗い青春を過ごしました。 その不幸を「経験してよかった」とは言えませんが、それを経験し乗り越えることによって、私は脚本を書くという仕事を得ることができ、60歳を超えて「いまが一番幸せ」と思えるくらい、運を味方にすることができたと感じています。運は自分で強くすることができます。そのためにできることを、私は「強運習慣」と呼んでいます。