大阪府・商店街の安心な買い物を支援 吉村知事「みんなで守ろう『おおさか』」掲げ啓発
「新しい生活様式」を踏まえた感染症対策と啓発の取り組みを実施
新型コロナウイルスと共存しながら社会経済活動を取り戻そうと大阪府は3日、日常生活を支える商店街と利用客の不安を払しょくし安心して買い物を楽しむため「新しい生活様式」を踏まえた感染症対策と啓発の取り組みを実施すると発表。「みんなで守ろう。おおさか」をスローガンに掲げ、大阪市内の4つの大規模商店街で同日先行して始まった。 【中継録画】大阪府・吉村知事「無観客ライブの事業支援を考えている」(2020年6月3日)
100の商店街をモデルに「感染症の拡大予防」を啓発
発表などによると、これは商店街の需要喚起に向け、感染症対策を徹底していこうという取り組み。大阪府域では100の商店街をモデルに「感染症の拡大予防」を啓発する。
戎橋筋、天神橋筋、千林、駒川の4商店街で先行実施
まずは戎橋筋商店街(大阪市中央区)、天神橋筋商店街(同北区)、千林商店街(旭区)、駒川商店街(同東住吉区)という大阪を代表する4つの商店街で取り組みを先行スタートした。 大阪府の吉村洋文知事は、3日に大阪府庁で行われた定例会見でこの取り組みについてふれ、商店街の中での共用スペースに消毒液を設置し、その卓上や各店舗の出入り口に、感染者が発生した場合に感染者と接触した可能性のある人を追跡することができる大阪府独自の「大阪コロナ追跡システム」の活用を周知する用紙を掲示・配布すると説明した。
吉村知事「需要喚起に向けた取り組みを進める」
吉村知事は「PRのロゴ『みんなで守ろうおおさか』という、のぼりなどを商店街で掲げ、感染症対策や新たな生活様式についての啓発をしていきます。6月中旬ぐらいに順次、100商店街で実施をし、今後、国も想定し7月下旬に行われる予定の『Go To キャンペーン』と連動して需要喚起に向けた取り組みを進めていきたい」と述べた。