大阪・御堂筋オータムパーティー中止へ 吉村知事「感染リスクを避けられない」
大阪・御堂筋オータムパーティー中止へ 吉村知事「感染リスクを避けられない」
大阪府の吉村洋文知事は3日午後、大阪府庁で定例会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、毎年11月に大阪市のメーンストリート「御堂筋」で開催してきたイベント「御堂筋オータムパーティー」の今年の開催を見送ると発表した。毎年11月から12月にかけ、御堂筋の木々を電球で彩る「大阪・光の饗宴」については「コロナに打ち勝つ希望の光として今年も開催する」と発表した。 【中継録画】大阪府・吉村知事「無観客ライブの事業支援を考えている」(2020年6月3日)
毎年約40万人から50万人が参加、追跡システムも使えない
会見によると、御堂筋オータムパーティーは毎年約40万人から50万人が参加している。吉村知事は「ものすごい数の方が参加をされる、屋外でのイベントなので入り口があるわけでもないので、感染リスクを避けられない。関係者と協議のうえ、今年は見送りをさせていただきたいとおもいます」と述べた。 また、屋外とはいえ大勢が集まるイベントのため、先月29日から運用している「大阪コロナ追跡システム」も使えないことを理由にあげた。
イルミは「コロナに打ち勝つ希望の光として今年も開催」
一方、大阪・光の饗宴は「大阪の冬の風物詩、コロナに打ち勝つ希望の光として今年も開催する」とした。開催理由としては、オータムパーティのように人が密集する形ではないことや「真っ暗でなく光を灯そうということで実施する」としている。 大阪市も行っている光のルネサンスについては、大阪市からも実施する方向性を聞いているという。