U18日本 19点コールド発進 3打席連続適時打の大阪桐蔭・徳丸「チームで一つになって勝っていきたい」
「U18アジア選手権・1次リーグ、日本19-0香港」(2日、天母棒球場) 野球のU-18アジア選手権が2日、台北などで開幕し、1次リーグB組の高校日本代表は香港に19-0で五回コールド勝ちで大勝発進を決めた。大阪桐蔭・徳丸快晴外野手(3年)が3安打4打点を記録するなど先発全員安打で17安打と大爆発。投手陣は3人の継投で計12奪三振を記録し、ノーヒットノーランリレーを達成した。 徳丸の快音で打線に火が付いた。内野ゴロで1点を先制した直後の初回1死一、二塁。右腕の変化球を引きつけて中前にはじき返し、チーム初適時打で勢いに乗せた。 「初戦に向けてやってきた。結果を残せて良かったです」。二回無死三塁では右前適時打、三回2死二、三塁では右越え2点適時三塁打と3打席連続適時打を記録した。小倉全由監督(67)に勝負強さを買われて5番に据えられる中、主軸としての役割を果たした。 打線全体も色気を出さず、コンパクトなスイングで先発全員安打を記録した。香港投手陣が投じた120キロ台の緩い直球を確実にコンタクト。徳丸と同じく3安打4打点を挙げた4番の花咲徳栄・石塚裕惺内野手(3年)が二回無死一、二塁で左翼線への2点適時三塁打を放つなど毎回長打も飛び出して17安打19得点をマーク。小倉監督は「いい打球を飛ばしていた。(ボールを)引きつけてよく打ってくれた」とうなずいた。 「チームで一つになって勝っていきたい」と徳丸。圧勝発進の波に乗って2016年以来、2大会ぶりとなるアジアの頂点を目指す。