修学旅行の残金149万円、返し忘れて10年間…台東区立中学校
東京都台東区は26日、区立中学校1校が10年前に実施した修学旅行の残金計約150万円を保護者に返し忘れていたと発表した。 【写真】朝の「パンティッシュ」…子供の教育上いけない非常識な行為か
区教育委員会によると、修学旅行は2014年5月31日~6月2日、3年生112人が奈良県と京都府を回った。旅行費は入学時から同校の専用口座に保護者が入金する形で1人当たり6万5600円を積み立てていた。
実際にかかった旅行費が積立額を下回ったほか、欠席者も出たため、旅行後、旅行会社から残金として計149万6065円が同校の専用口座に戻された。残金が生じた場合、年度末に保護者へ返金することになっていたが、学校側が気づかず、保護者側からも申告がなかったため、そのままになっていたという。
今年5月、金融機関から「10年間、お金の出入りがない口座がある」と同校に照会があり、発覚した。同校は当時の生徒の保護者に文書で説明と謝罪を行った。今後、返金する予定という。