「人生いろいろ」価値ある出来事を見抜ける方法 嫌な出来事を好機に変えて人生を好転させる
■ノートの振り返りで細かいつながりが見えてくる ノートの振り返りでは、出来事がどうつながったかを追いかけていきます。それにより、以前は見えていなかった、出来事に潜んでいた価値・可能性を自分で学習し、目利き力を鍛えていきます。価値には、経済的な価値だけでなく、人との出会いという価値、新たな学びを得た価値、自分の可能性が開花したという価値など、さまざまなものがあります。 ノートの中でつながりを見つけ、目利き力を鍛えていきましょう。
●細かいつながりが見えて感謝の気持ちがあふれる 「わらしべ長者」の主人公のように、なんてことない些細な出来事が、その後つながって、自分の人生を大きく変えていっているということは、実際に私たちの人生にも起きています。当たり前ですが、ノートを書いていなくても、起きています。でも、多くの人は「お屋敷をくれた」といったインパクトが大きい出来事は記憶に残っていても、最初のきっかけが「1本のわら」だったことや、そのわらをみかんに換えてくれた人がいたことを忘れてしまいます。いつしか、自分の努力や苦労だけが記憶に残って、すべて自分のおかげだと思ってしまうこともあるでしょう。
ノートを見返すと、最初の「1本のわら」までたどり着けて、それを忘れずにいられます。密かに助けになってくれていた思わぬ人物がいたり、苦しいトラブルが人生を大きく変えるきっかけになっていたり、細かいつながりや複雑なつながりが見えてきて、壮大なつながりによって自分の人生が作られているのを目撃することができます。これは、じわじわと感謝の気持ちがあふれる感動体験になるでしょう。
山田 智恵 :株式会社ダイジョーブ代表取締役