松坂桃李が25年1月期のTBS日曜劇場「御上先生」に主演 異色の官僚教師役「挑戦する姿勢に強くひかれた」
俳優、松坂桃李(36)が25年1月スタートのTBS系「御上先生」(日曜後9・0)で同局の看板連続ドラマ枠、日曜劇場に初主演することが8日、分かった。 文科省のエリート官僚で私立高校に出向した高校3年クラスの担任、御上(みかみ)役。異色の〝官僚教師〟として「考える力」を養う教育改革に取り組む一方、改革を出世の道具としか考えない官僚たちに立ち向かうオリジナル作品だ。 松坂は日曜劇場では昨年のヒット作「VIVANT」に出演。2019年公開の主演映画「新聞記者」でエリート官僚役を経験済みのほか、教師役は宮藤官九郎(54)脚本の日本テレビ系「ゆとりですがなにか」シリーズで演じている。 今作の脚本は「新聞記者」も手掛けた劇作家、詩森ろば氏。官僚の権力争いなども描く新たな学園ドラマに、松坂は「学校で起きるひとつひとつの問題が社会全体の問題につながっていることを強く打ち出すドラマ。そんな挑戦する姿勢に強くひかれました」と意欲満々だ。 今作の飯田和孝プロデューサーによると、企画はコロナ禍の2020年から始動。有観客のライブが制限されても配信などでパフォーマンスを届ける若手アーティストに刺激を受けたといい、「若者たちが輝くドラマを作りたいと思った」と説明する。一方で「自分も含め大人たちは、何か居心地の良い場所に安住しようとしているのではと感じた。松坂さん演じる御上先生に、そんな社会へ一石を投じてほしいという願いを込めて制作している」と強調した。