近所に「ごみ屋敷」が出現したらどうする!?こんな人はごみ屋敷予備軍です【ごみ屋敷清掃芸人・柴田賢佑さんに聞く】
お笑い芸人であり片づけ清掃員としても働く、「六六三六(ろくろくさんじゅうろく)」の柴田賢佑さん。 【写真3枚】「ごみ屋敷は今後も増えていくと思う」と語る、ごみ屋敷清掃芸人の柴田賢佑さん ごみに埋もれて暮らすワケありな人たちでも、ごみ屋敷から脱出する機会があります。ごみ屋敷の抱える問題や解決法など、前回に続き柴田さんにお聞きします。
ごみ屋敷化してしまうのはどんな人?
お笑い芸人の相方とルームシェアしていた時代に、ほぼごみ屋敷化していたと話す柴田さんは、ごみ屋敷になってしまう理由も理解できると言います。 「ルームシェアをしていたとき、僕も相方も夜勤だったのでごみが出せず、芸人仲間や友人も家に出入りしていたのでごみが溜まっていく一方でした。ごみが多いので気にしないのか、来客は食べた弁当の容器や空き缶などを、そのまま部屋に捨てていくんです。 僕たちも自分が出したごみじゃないから関係ないと片づけなくなる。気がつくと膝上ぐらいまでごみが積もり、すき間に動線がかろうじてある程度。許容範囲を超えて片づけようとなりましたが、気にならなくなってしまえば、簡単にごみ屋敷になるのだとわかりました。 そうした経験から、ごみ屋敷住人を理解できる部分もあって、“大丈夫、元に戻れるよ”と応援したい気持ちでもあるんです」(以下「」内、柴田さん) 「自分は絶対に大丈夫!」と思っていても、何かをきっかけにごみ屋敷になってしまうこともあると話す柴田さん。普段のなにげない行動が、実はごみ屋敷化の予兆だったりする可能性も!? 「結婚したことで僕はごみ屋敷から抜け出せましたが、生活を見直していく中で、ごみ屋敷の人の感覚に気づいたことがありました。嫁に毎回怒られていることを思い返すと、ごみ屋敷化の前兆というか、ごみ屋敷化しやすい人の傾向が見えてきたんです。 まず、飲みかけのペットボトルを机に置いたまま、2~3日経っても平気な人。僕もそうですが、このタイプは結構ごみ屋敷になりそうな感じがします。 また、バッグの中身を整理せず、必要のないものも入れっぱなしで、いつも“重い!”と言いながら持ち歩いている人。 あとは脱いだものをその場にほったらかしにしている人も要注意です。 冷蔵庫の中にある食材を古いものから順に使わず、食材を腐らせてしまう人も危ない。腐って溶けてしまった野菜を掃除したことのある人は気をつけましょう」