「イワタは目を閉じていた。信じられない」岩田智輝のハンドでPK判定にセルティックOBが怒り!元審判の異論にも苦言「柔軟性欠いた思考回路」
「監督のフラストレーションは理解できる」
岩田智輝はボールを見ていなかった。それだけに、PKの判定は議論を呼んだ。関係者は不満を募らせている。 【動画】PK判定は妥当? セルティックOBが審判を批判した岩田のハンド 3月3日に行われたスコットランドリーグの第29節で、日本人5選手が所属するセルティックはハーツに敵地で0-2と敗れた。序盤に退場者を出し、数的不利で試合の大半を戦ったチームにとって痛手となったのが、前半終盤のPK判定だ。 岩田はボックス内で空中にあったボールを競った際、後方から味方のアリスター・ジョンストンにぶつかられた。その反動で着地しながら腕が後ろに回り、そこにボールが当たっている。岩田は背後のボールを見ることのできない体勢だった。 ブレンダン・ロジャーズ監督が試合後に批判した判定について、地元紙『Daily Record』によると、セルティックOBのニール・レノンは「信じられないものだった」と批判している。 「イワタは目を閉じており、ジョンストンにぶつかられ、ボールが腕に当たり、それでPKになった。ロジャーズのフラストレーションは理解できる」 セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、ダーモット・ギャラガー元審判は衛星放送『Sky Sports』の番組で、今季のスコットランドでは同様の場面で一貫してPKの判定になっていたと指摘。審判団の決定は正しかったと述べている。 「今季のスコットランドリーグではずっとこれを見てきた。ああいうときにハンドで罰せられるのは一貫していた。厳しくて、とても、とてもアンラッキーだと思う。だが、すべてに関して審判がよくやった」 これを受け、同じくセルティックOBのクリス・サットンは、X(旧ツイッター)で「スコットランドにおけるこういったケースでの柔軟性を欠いた思考回路をよく表している。全体を見ていない」と批判している。 いずれにしても、判定が覆ることはない。この日の試合も含め、直近で評価を高めている岩田だけに、早く切り替えて次の試合でも活躍できるように願うばかりだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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