クラブ財政改善のため? バルセロナが適正オファーでMFギュンドアンの移籍容認へ
今季は主将として大活躍
バルセロナ所属のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに今夏移籍の可能性があるとスペインメディア『Sport』が伝えている。 ギュンドアンは、昨年夏にマンチェスター・シティから2年契約でバルセロナに加入。今季は主将を務めながら公式戦51試合に出場して5ゴール14アシストを記録するなど、加入1年目にしていきなり期待通りの活躍を見せた。 しかし、年俸1900万ユーロ(約32億円)というチームでもトップクラスのギュンドアンの年俸は、近年極度の財政難に陥っているバルセロナにとっては相当な負担となっていて、今夏に他のクラブから適正な金額でのオファーがあればバルセロナはギュンドアンの移籍を容認する方針であるという。 一方、ギュンドアン本人は移籍を望んではいないようだ。同選手は今年4月に『Sport』の取材に応じた際に以下のように語っている。 「僕にはクラブと2年間の契約があるし、僕自身は他のことについて何も考えてはいない。でも正直言って、未来のことは誰にも分からないよ。新しい監督が来て、『私はギュンドアンが嫌いだ』と言うこともあり得るからね」 バルセロナのハンジ・フリック新監督は、ドイツ代表の監督を務めていた際にギュンドアンを主将に指名したように同選手の実力を非常に高く評価していることから、監督交代によってギュンドアンの立場が変わることは考えにくい。 いずれにせよ、主将すら売却候補になるほど今のバルセロナの財務状況はひっ迫しているということのようだ。
構成/ザ・ワールド編集部