ブライトンで見るべきタレントは三笘薫以外にもいる! ジャパンツアーで注目すべき5選手
今夏開催される『ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ジャパンツアー2024』。31歳の新指揮官ファビアン・ヒュルツェラーのもと、ブライトンは日本で新たな一歩を踏み出す。日本に“凱旋”する三笘薫はもちろんのこと、ブライトンには注目すべきタレントが多々いる。今夏のジャパンツアーで注目すべき5選手を紹介しよう。 文=北條聡 写真=Getty Images
DF ヤン・ポール・ファン・ヘッケ
生年月日:2000年6月8日(24歳) 身長・体重:189cm・79kg 出身地:オランダ 利き足:右 経歴:NACブレダ(オランダ)→ヘーレンフェーン (オランダ)→ブラックバーン(イングランド)→ブライトン(イングランド) 進境著しいオランダ出身のセンターバック。デ・ゼルビ前監督の下でめきめきと頭角を現し、いまやキャプテンのルイス・ダンクと並ぶ最終ラインの要となった。無論、ビルドアップでも重要キャストに。守備側のプレスラインをブレイクする鋭い縦パスはもちろん、ぐいぐいボールを運んで数的優位を作り出すドライブもお手のものだ。無論、肝心の本業も抜かりがない。チームがハイラインを維持しながら戦えるのも、おいそれとは敵のカウンターアタックを許さぬ、この人の対人戦の強さがあるから。まだ伸びシロも十分で、その値打ちは高まる一方だ。
MF ジェームス・ミルナー
生年月日:1986年1月4日(38歳) 身長・体重:175cm・70kg 出身地:イングランド 利き足:右 経歴:リーズ(イングランド)→スウィンドン・タウン(イングランド)→リーズ(イングランド)→ニューカッスル(イングランド)→アストン・ヴィラ(イングランド)→ニューカッスル(イングランド)→アストン・ヴィラ(イングランド)→マンチェスター・シティ(イングランド)→リヴァプール(イングランド)→ブライトン(イングランド) 数々の修羅場をくぐってきた歴戦の勇士。すでに38歳と大ベテランの域に達したが、新しいことを学ぶ意欲は少しも衰えていない。本職は中盤だが、サイドバックにも難なく対応するマルチロールだ。さすがに往時の強度こそないが、ここという場面に力を注ぐ確かな戦況判断は豊かな経験値の成せる業だろう。加入1年目の昨季は“デ・ゼルビ・ボール”を消化するのに相応の時間を費やしたものの、泰然自若として騒がず。まさに百戦錬磨の証と言ってもいい。才気あふれる若者たちがひしめくチームにあって、プロの在り方を示す良き手本だ