ドイツ代表DFター、今夏のバイエルン移籍は実質消滅か…レヴァークーゼンの要求額はオファー額の倍以上と現地誌報道
ブンデスリーガ初優勝のレヴァークーゼンはドイツ代表DFヨナタン・ターに関するとある決断を下したようだ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が報じている。 現在28歳のターは2023-24シーズンに「24」とリーグ最少失点数に抑えたレヴァークーゼンの強固な守備の要。しかし、レヴァークーゼンとの契約が最終年に突入するセンターバックはバイエルン・ミュンヘンからの関心が寄せられ、本人も9年間過ごしたクラブからの移籍に前向きと伝えられていた。 だが、レヴァークーゼンはターのライバルへの売却を実質的に拒否する模様。『シュポルト・ビルト』によれば、バイエルンが最初のオファーとして提示した移籍金1800万ユーロ(約30億8000万円)に対し、レヴァークーゼンは4000万ユーロ(約68億4000万円)+ボーナスを要求し、その引き下げに応じない構えを取り続けるという。 同誌曰く、その根底にはクラブ首脳陣の「主力選手がフリーで移籍してはいけないルールを破ってでも、評価額以下でスター選手を直接的なライバルへ移籍させない」決断があるようだ。そのため、今夏の移籍に関してはバイエルンは「(要求額を)払うか、獲得を見送るか」の二択しか残されていないと伝えられている。 一方で、レヴァークーゼンがターに提示している「契約延長のオファーは依然として有効」とのこと。これに合意した場合、これまで600万ユーロ(約10億3000万円)だった年俸が同クラブ最高級の800万ユーロ(約13億7000万円)となるとのことだ。