【体験談】迷った時の参考に。高校の芸術、何を選択する?実際はどう?
工芸:「ものづくり」について学び、体験する
「工芸を選択しました。音楽と美術は中学校であまりうまくいかず、書道と工芸で悩んだ結果工芸を選びました。難しかったですし、特に案出しはうまくいかない部分ばかりでしたが、なんとか終わらせることができました。」(東京科学大・1年) 工芸とは、生活の中で使用される実用品でありながら、技巧や意匠などを加え美的価値が付加されたものを指します。 工芸の授業では、さまざまな工芸作品や文化遺産などの鑑賞と、実際に工芸作品を制作することによって、人々の生活の中にある「ものづくり」について学びます。 投影図法でものを表したり、木彫の加飾について体験をしたり、さまざまなものづくりを行いながら、工芸の技術や知識を得て、幅広く手作りの楽しさを感じられる科目です。
まとめ & 実践 TIPS
芸術科目は、学校によって実施される内容に大きな違いがあります。 将来考えている進路に、その科目を学ぶことが必須だと思われる場合、必ず希望を出す際に備考欄に記載したり先生に伝えたりするなどして、希望の科目を履修できるようにお願いしておきましょう。また、推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の利用を視野に入れている場合、成績に自信がある科目を選択することも必要になるかもしれません。 自分自身が好きなことか、興味があるかといった基準で選択するのに加え、先生や先輩から情報を集めるなどして、学習内容がやる気を持って取り組めるものかどうかも判断して決めるのがおすすめです。 大学生の先輩がたの体験談も参考に、自分に合う芸術科目を選んでくださいね。 【参考文献】 【芸術編 音楽編 美術編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 ※2024年10月に行った進研ゼミ受講経験のある大学生向けアンケート(33人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。
プロフィール 海田幹子 2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 教育・育児、マネー等について執筆。現在、小学生2人の子育てに奮闘中。