J2岡山、クラブ初J1昇格 主将は男泣き…「サポーターはクラブの魂そのもの…誰ひとり欠けてもたどり着けなかった」
◇7日 J1昇格プレーオフ決勝 岡山2―0仙台(シティライトスタジアム) 岡山(レギュラーシーズン4位)が2―0で仙台(同5位)を退け、クラブ史上初のJ1昇格を決めた。主将のMF竹内涼は試合後のテレビインタビューでは「選手、スタッフだけでなく、クラブ創設から応援してくれた人たちの思いがチームを引っ張ってくれた。本当にみんなの勝利だと思う。サポーターはクラブそのもの、魂そのものです。選手もスタッフも誰ひとり欠けてもここにはたどり着けなかった。来年も一緒に戦いたい」と涙ながらに語った。 岡山は前半20分、パスを受けたMF末吉塁がペナルティーエリア左からゴールを決めて先制。後半16分にはMF本山遥が追加点を決めて突き放した。本山はテレビインタビューで「本当にうれしい気持ちしかないです。ファジアーノのエンブレムを背負っている選手はハードワークできる。プレーオフの2試合で遺憾なく発揮できた」と話した。 仙台は無得点に終わり、2021年以来のJ1復帰はならなかった。 岡山はレギュラーシーズン1位・清水、同2位・横浜FCの自動昇格組とともに来季J1で戦う。 ◆ファジアーノ岡山 クラブ創設は2006年7月13日。J2には2009年参戦した。16年にJ1昇格POに初出場したが、決勝でC大阪に敗れて昇格を逃した。ファジアーノは県鳥に指定されている「キジ」をイタリア語で表現したもの。郷土の桃太郎伝説で、キジが鬼退治に活躍したことにちなんで命名された。
中日スポーツ