全長210cm…立命館大発VBが公開、独自の人型ロボットの機能
立命館大学発ベンチャーの人機一体(滋賀県草津市、金岡博士社長)は1日、独自の人型ロボットを草津市内で公開した。人による全身遠隔操作とコンピューター制御でロボットのバランスをとる「ハイブリッド力制御方式」を搭載。機能拡張もしやすい。大手電力会社から導入検討の話があり、現場で実証実験を重ね、数年内の社会実装を目指す。 同ロボットは川崎重工業のヒューマノイドロボット「カレイド」をベースに、遠隔操作などができる仕様にした。遠隔操作を担当する人の両手両足の動作と連動し、自動バランス制御がきくロボットが動く。2足歩行の精度も向上させていく。全長は210センチメートル、重量は約88キログラム。 金岡社長は「人型ロボットは2025年の大阪・関西万博の展示や関連イベントでも披露していく」と述べた。