「生涯の思い出に」 万博協会、大学で若者向けイベント
日本国際博覧会協会(万博協会)と森ノ宮医療大学(大阪市住之江区)は、若年層の万博への関心を高めるために「万博教室 in 森ノ宮医療大学」を開催した。学生や一般市民など約160人が参加。若者の関心を高めるには大学のような場所で集中的にイベントを行うのが効果的との狙いから今回の開催に至った。 【関連写真】万博のシンボルである大屋根リング 青木元邦学長は冒頭、「万博で若い人にはいろいろなことを体験してほしい。われわれには(住之江区という)万博会場に一番近い大学というメリットがある」と述べ、万博への関心を高めるよう促した。 今回は開催場所が医療系大学ということもあり、話題も「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示内容が中心となった。同パビリオンの山下陽一事務局長は展示内容の概要を説明した上で、「再生医療技術の進展を感じ取ってほしい」と語った。 ファインバブル技術を使った「ミライ人間洗濯機」の開発で有名になったサイエンス(大阪市淀川区)の青山恭明会長は学生に対し、1975年の大阪万博を見たときの感動を説明し、「生涯の思い出をつくってほしい」と学生に語りかけた。 ロート製薬広報・CSV推進部の徳永達志氏は同社が万博で主張する「ミライの再生医療」「ミライのアイケア」をテーマに展示、未来社会のヘルスケアの可能性を発信していきたいと強調した。
電波新聞社 報道本部