佐川急便も「置き配」を始めたそうですが、「盗難リスク」が心配です。万が一の場合の保証はあるのでしょうか?
近年、佐川急便を始めとした宅配サービスにおいて、置き配が普及し始めています。株式会社ナスタの調査によると、2023年の置き配利用率は67.3%とのことで、実に半数以上の方が置き配を利用していることが分かります そこで気になるのは、置き配サービスを利用したときに気になるのが盗難リスクです。 本記事では、置き配の荷物が盗難されたときの責任の所在がどこになるか、荷物を盗まれてしまった際の対処法、盗難対策などについて紹介します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
置き配荷物の盗難は原則自己責任
置き配サービスを利用した場合、万が一荷物が盗まれてしまっても、その責任は原則として利用者自身が負うことになります。宅配業者や発送元は、盗難などのトラブルでは補償義務を負わないのが一般的です。 ただし、Amazonを始めとした一部のサービスでは、置き配指定した商品が配達完了となっているにもかかわらず手元に届かない場合、商品の再送や返金などの補償を受けられる場合もあります。宅配サービスなどによって補償内容は異なるため、置き配を利用する際には契約内容や配送会社の規定を事前に確認しておくことが大切です。
置き配荷物が盗難された場合の対処方法
ここでは、置き配で依頼していた荷物が盗難された場合の対処法について紹介します。 ■通販会社へ連絡する 置き配された荷物が盗難に遭った場合、まずは通販会社へ連絡しましょう。通販会社によっては、置き配指定の商品が届かなかった場合に何らかの補償を提供している場合があります。例えばAmazonでは、置き配された商品が無くなった場合、再送や返金といった補償を受けることが可能です。 しかし、すべての通販会社が補償してくれるわけではありません。それぞれの会社によって補償の内容や手続きが異なるため、置き配を利用する前に各社の対応を確認しておき、万が一の際にスムーズに対処できるようにしましょう。 ■警察へ被害届を出す 置き配で届けられた荷物が無くなってしまった場合、盗難にあった可能性が考えられます。法的には刑法上の窃盗に該当するため、迅速に対応することが大切です。荷物が配達完了とされているにもかかわらず見つからない場合、すぐに警察へ被害届を提出しましょう。 警察の捜査において重要な証拠となるのは、防犯カメラの映像です。もし、置き配の指定場所が防犯カメラの映像に映っている場合、その映像を警察に提供すると、強力な証拠になる可能性があります。マンションに住んでいる場合は、マンションの管理組合や管理会社に連絡して、防犯カメラの映像を提供してもらえるか確認するのがおすすめです。
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