シナーがモントリオールで敗れたルブレフに借りを返して4強入り「今日は精神力が必要だった」 [シンシナティ・オープン/テニス]
シナーがモントリオールで敗れたルブレフに借りを返して4強入り「今日は精神力が必要だった」 [シンシナティ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~19日/賞金総額790万9030ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に4-6 7-5 6-4で逆転勝利をおさめた。 ~シンシナティ・オープンで4強入りを決めた世界ナンバーワンのシナー選手~ ふたりは前週のモントリオールでも同じラウンドで対決し、ルブレフが6-3 1-6 6-2で勝っていた。 ワンブレーク差でセットを分け合ったあとシナーは第3セット5-1から5-4まで追い上げられたが、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして2時間26分で前回の雪辱を果たした。 風の影響もあって44本ものアンフォーストエラーを犯したシナーは、「今日は精神力が凄く必要だった。風が強く、とても厳しいコンディションだった」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。 「第1セットで彼(ルブレフ)はいいスタートを切ったけど、僕はベストのテニスができていなかった。でも第2セットに入って僕にも多くのチャンスがあると感じた。僕は自分のチャンスを待ったんだ。準決勝に進出できてとてもうれしいよ」 シナーは次のラウンドで、第12シードのベン・シェルトン(アメリカ)を3-6 7-6(3) 7-5で破って勝ち上がった第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、オルガ・ルーネ(デンマーク)とフランシス・ティアフォー(アメリカ)の顔合わせとなった。ルーネがジャック・ドレイパー(イギリス)を6-4 6-2で退け、ティアフォーは第1セットを6-3で先取したところで第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が棄権したため勝利が決まった。
テニスマガジン編集部