「清原ジュニア」慶大・清原正吾が指名漏れ、今後「何も決まっていない」…11月9日から慶早戦がラストゲームか 「本人も現実を受け止めて」
清原家にとってドラフトはまたも非情なものとなった。「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、東京都内で行われ、通算525本塁打の清原和博氏(57)を父に持つ慶大・清原正吾内野手(22)は指名漏れに終わった。 【写真】本塁打を放った慶応大・清原正吾を見つめる清原和博氏 慶大日吉キャンパスには萩尾匡也外野手が巨人に2位指名された一昨年や、広瀬隆太内野手がソフトバンク3位だった昨年よりも広い、約500人収容のホールが会見場として用意され、テレビカメラ9台、35社60人の報道陣が集結。注目度の高さをうかがわせたが、会議開始から3時間半、全球団が選択を終えても名前は呼ばれなかった。 父が意中の巨人に指名されず涙した39年後、長男も覚悟のプロ志望届に込めた思いは実らず。会見場に現れなかった本人に代わり、堀井哲也監督は「本人も現実を受け止めて、その先のことはまだ何も決まっていないと申しておりました。現状ご理解いただければと思います」と説明した。 野球を続けるなら、今季から2軍公式戦に参加したオイシックス、くふうはやて、独立リーグなどから興行面での魅力も込みで獲得オファーがありそうだが…。「自分の大学野球人生の締めくくり。僕の持っている全てを全力でぶつけたい」と意気込みを語っていた、11月9日からの慶早戦(神宮)がラストゲームとなる可能性も否めない。 (塚沢健太郎)