蜷川実花、関西過去最大規模の展覧会。「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」が京都市京セラ美術館で2025年1月開催へ
京都の街からインスピレーションを受けた展示も
写真を中心に、映画、映像、空間インスタレーションも多く手がける蜷川実花。その関西過去最大規模の個展「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」が京都市京セラ美術館にて開催される。会期は2025年1月11日~3月30日。 本展は、蜷川および各分野のスペシャリストによるクリエイティブチームEiM(エイム)として挑む展覧会。EiM(エイム)とは、蜷川、データサイエンティストの宮田裕章、セットデザイナーのENZO、クリエイティブディレクターの桑名功、照明監督の上野甲子朗らで結成されたクリエイティブチームで、プロジェクトごとに多様なチームを編成しながら活動している。25万人を動員した「蜷川実花展 Eternity in a Moment 輝きの中の永遠」(TOKYO NODE、2023~24)もこのチームによるものだ。 今回の京都市京セラ美術館での個展では、展覧会のために制作した映像によるインスタレーション、立体展示などで構成。京都国際観光大使も務めた蜷川が、京都の街からインスピレーションを受け、EiMとともに手がける、10話におよぶ”絵巻体験”の展覧会になっている。鑑賞者自身が物語のある展示の主人公となり、作品に滲み出たアーティストの内面を通し、自分の内面も覗くことで、自身の存在や周囲の世界と向き合う体験へと誘うという。 蜷川は本展に向けて以下のようなメッセージを寄せている。 「ここ何年か集中して、アート作品の制作により一層力を入れ、大規模な展覧会をいくつもやらせていただきました。その中でも今回京都市京セラ美術館で展覧会ができるというのは、私にとってとても大きなことです。 これまでも様々な作品に込めてきたコンセプトである「虚構と現実」「こちら側とあちら側」「光と影」。 今回も何かの境界線を越えたり、境目が揺らいで融合したり、自分の中を深く旅するような体験をしていただける展覧会を目指しています。 クリエイティブチームEiMと共に新しい扉を開けたような、進化した作品展示にしたいと、日々つくり続けています。 より深く自分の中に潜っていけるような、新しい扉を開くような、イマーシブ体験をつくります、ぜひ観にいらしてください。」 10月30日から前売りチケットも販売中。
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