めでたい魚が食いたい今日この頃…よし、マダイを釣りに行こう!
今回は繊細なタックルと軽量のテンヤを使って、マダイの引きをダイレクトに堪能できる「テンヤマダイ」を楽しんできた。お世話になった船宿は、テンヤやカブラも自作販売しているマダイ専門の千葉県大原港『新幸丸』。ここ最近の釣果と言えば秋の数釣りシーズンに入り、好調の様子!“年末釣り収め”の選択肢のひとつにもなりそうだ! 【画像】神経締めと血抜きをしっかり行って持ち帰りたい!
釣り座の決定は抽選なので急いで到着しなくても大丈夫
目指すは千葉県いすみ市大原の大原漁港。東京、横浜方面からはアクアラインを経由し、最寄りの圏央道・市原鶴舞ICで下車。そこから約35分ほど。 到着後、休憩所の横か道路を挟んだ向かいの駐車場に車を停める。集合は午前5時だが、1時間前くらいから船宿の前にお客さんが集まりはじめていた。 休憩所内で乗船名簿を記入し受付を済ませる。釣り座は抽選で決定するので、急がなくても大丈夫。時間になると宿が空き、オリジナルのカブラやテンヤ等も購入できる。しばらくするとトラックで荷物を船の前まで移動してくれる。
【タックル解説】活性に応じてテンヤとカブラを使い分ける
タックルは2.4m前後の一つテンヤ専用竿に、小型~中型のスピニングリールを組み合わせる。道糸はPE0.8号前後。リーダーとなる先糸はフロロカーボン3~5号を3~5m。テンヤは5~8号をメインに使用。前後の号数もあるとより攻略の幅が広がる。 個人的には、なるべく軽めのものをチョイスするよう心掛けていて、潮に影響されにくい状況であれば3号に。エサのエビの大きさで沈降速度を変化させている。潮のタイミングや時間帯ごとにこの組み合わせを変えながら楽しんでいる。 テンヤマダイでは「カブラ」と「テンヤ」の2つの形状を使い分ける。活性が高く浮いている場合や潮が速い場合は「カブラ」。底2~3mからの誘い上げ、もしくは誘い下げで誘っていく。これに対して、活性が低めでタナも低い場合は「テンヤ」。底からシャクるようにして使う。近年はタイラバスタイルの遊動式を使う人も多くなってきた。
「遊動式テンヤ」が奏功!スタート直後から連続ヒット
船宿から港まで移動したら、船長の山口新一さん、山口大地さんにご挨拶。乗船前にくじ引きが行われ釣り座が決まった。この時期、朝方は気温が低く、船が凍っている場合があるので慎重に乗船したい。 午前5時30分に出船。朝焼けの中、太東沖に向けて船を走らせると約30分でポイントに到着。パラシュートアンカーが入れられ、水深約20mからスタートとなった。 すると、さっそく数分後に右舷胴の間でマダイがヒットした。この1匹を境に次々にマダイが顔を見せたものの、喰いが浅いようで掛からない個体も多いようだった。このタイミングでは食い込みの良さを狙って「遊動式テンヤ」を使っていたベテランさんが連続ヒットさせていた。