めでたい魚が食いたい今日この頃…よし、マダイを釣りに行こう!
マダイが高活性に!ゲストフィッシュも少なかった
パラシュートアンカーを入れることで、テンヤの沈む速度が潮と同調するようになり釣りやすくなるうえ、タナも調整しやすい。ポイントを流していくと、あちらこちらでヒットが確認された。 当日偶然一緒になった知り合いの釣り人も、その友人と共に連続ヒットさせていた。マダイのダイレクトな引きを味わい、「面白い!」と嬉しそうだ。さらに、右舷でタイラバを使っていた人にもヒット。「上の方でヒットしました」とのことだったので、長い距離を追ってきたのかもしれない。 今回も「初めて挑戦する釣り人」が数名いた。とくにビギナーの方は底を中心に探りすぎてしまい、根掛りが頻発してしまう傾向にあるが、活性の高いマダイは少し上にいてエビに反応する個体を狙うべし。個人的には、トラブル回避の意味合いでもあまり底を意識しすぎないよう心掛けている。釣り方は異なるが、コマセ釣りのマダイも、コマセで浮かせて活性が上がると良い釣りになる。 周りが明るくなると、さらにマダイの活性がアップした。ビックリしたのは、マダイ以外の魚は、船中でウマヅラハギが1尾、ベラが3匹のみ。ほかの釣果はすべてマダイだったのだ。時折、日並みによってはイナダやハタ類も顔を見せてくれることがある。マダイに関しては良型も浮上し、盛り上った前半戦となった。
3m前後のタナが鍵
この日の流し方は水深の深い所から浅いところに向かって流していく形で、ある程度水深が浅くなると潮回りをするという展開。船が安定して流れるようになると、またもや船中ダブルヒット、トリプルヒットが増えてきた!まさに「マダイ祭り」である。 ここで記者も参戦し、5号のテンヤからスタート。いったんテンヤを底に付けて号数が最適かを確認する。このポイントは5号で行ける、そう判断しすぐに4m程誘いあげた後、下方向に誘い下げ。するとはっきりとしたアタリがあった。このアタリの出方が面白いのだ! 思い通りのヒットの後、マダイの引きを十分堪能。さらに連続ヒットもあり、結果的には12本のエビで11枚のマダイをヒットさせることができた。ちなみに、テンヤのロストはなかった。 この状況は「カブラ」に有利な状況で、浮いた状態で安定するのでお勧め。活性が高いこともあるが、パラシュートアンカーの効果も高く、浅瀬に入ってもエンジン音がしておらずテンヤのコントロールがし易かったのも専門店ならでは。「教えて下さい」と根掛りに苦戦していた人もタナを掴んで連続ヒットで楽しそう。 最後までマダイのヒットが続き午前11時沖上がりの時間を迎えた。トップは16枚が2名で14枚、12枚と好釣果。 大原港『新幸丸』のテンヤマダイ。年末の釣り収めにもおすすめなので、ぜひ釣行の予定を立てていただきたい!