メグロS1は空冷シングル的ドコドコ感と、磨いて楽しい質感が魅力! 昭和レトロな新型モデルに試乗
ひとクラス上の存在感を持つスタイル
前置きがやや長くなりましたが、実際に実車を見たり、乗ってみた感想を紹介しましょう。 全体的なスタイルは、まさに「昭和レトロ」を体現しているようなフォルムが一際目を惹きます。そのクラシカルな雰囲気は、とても令和の最新モデルとは思えないほどです。また、232cc・空冷単気筒を搭載する軽二輪モデルながら、ぱっと見た印象は、400ccなどひとクラス上の車格に見えるほどの存在感を持ちます。 実際のボディサイズは、全長2125mm×全幅800mm×全高1090mmですから、例えば、兄貴分のメグロK3(全長2190mm×全幅925mm×全高1130mm)と比べると、一回り以上コンパクトなんですけどね。 また、各部の質感も、決して兄貴分のメグロK3に負けていません。メグロS1では、丸目1灯ヘッドライト、スチール製のフロントフェンダー、前後スポークホイール、ステンレス製のキャプトン風マフラーなど、兄弟車のW230と共通のパーツも多く採用しています。 ですが、一方で、例えば、メグロS1の燃料タンクには、クロームメッキとブラックのツートンカラーに、「MEGURO」の車名ロゴを入れたオリジナルの立体エンブレムも装備します。 また、エンジンの空冷フィンにも切削加工を施すことで、光が当たると輝く工夫も実施。加えて、サイドカバーや2連メーター内などには、レトロなカタカナ書体の「メグロ」ロゴも入れるなど、各部に質感を高める数多くのギミックが入っています。 これらにより、W230とは異なるビンテージ風味や、ワイルドな雰囲気などを演出。その分、価格(税込み)も、W230が64万3500円なのに対し、メグロS1は72万500円。7万7000円高い設定になっているのですが、実際に現車のクオリティを見れば、そうした差額は納得といえますね。 ちなみに、今回はW230も現車を確認したり、試乗もやりました。こちらの印象は、パールアイボリー×エボニーやメタリックオーシャンブルー×エボニーという、ちょっとお洒落なボディカラーを採用していることもあり、よりフレンドリーな印象でしたね。 特に、車体の色調は、女性ライダーにも人気が出そうな印象で、かつての名車「エストレア」を彷彿とさせます。よりリーズナブルな価格設定もあり、こちらはさらに幅広いユーザー層から支持を受けそうですね。
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