なぜ思春期になるとイライラする? 12歳から知っておきたい「感情のコントロール」
みなさんのお父さんもお母さんも、イライラしていても、気が乗らなくても、やらなきゃいけない仕事はきちんとこなしていますよね? そういうものなのです。 ですから、たとえイライラしたとしても、そのときそこで「もうやめた!」となるのは、いくらなんでもかっこよくありません。むしろ「なんでこうなったのかな?」と考えてみましょう。 冷静になって状況を分析し、どうしたら自分をふくめた人すべてがハッピーになれるのかを考えるのです。 こういう冷静な分析を集中しながらおこなうと、怒っているときに活発になる脳の部位がおさえられます。結果、イライラもおさまります。怒りという感情は、じつは寿命が短く、数秒間をやりすごせばおさまるということが言われています。 だから、怒ったときは、深呼吸をしたり、10まで数えてみたり、ほんの数秒でいいので、ちがうことで気をまぎらわせると、少し気持ちが落ち着くのです。何か別のことを考えるのももちろん有効です。
イライラしたら、逆にしっかり考えるチャンス!
マイナスの状況をプラスに変える方法を考えましょう。あえて分析的な視点から考えて、行動や判断を修正する。こういう行動のクセをつけることは、必ずみなさんの成長のチャンスになるはずです。
堀田秀吾