「公営初の3億円レーサー誕生」「43歳での初制覇」… 競輪ファンが語る『忘れられないグランプリ』第1位は
毎年12月30日に開催される『KEIRINグランプリ』。2024年は静岡競輪場で開催されます。 1985年に行われた第1回(優勝・中野浩一氏)を皮切りに、毎年語り尽くせないほどのドラマが生まれているグランプリ。netkeirinでは読者のみなさまに『忘れられないグランプリ』と題したアンケートを実施しました。 たくさんの読者のみなさまにご協力いただき、思い思いのエピソードをお寄せいただきました。こちらでは、アンケート結果上位と編集部に届いた『忘れられないエピソード』をランキング形式でご紹介します! 果たして1位に輝いたのは…?
第3位『2019年立川GP 優勝・佐藤慎太郎』
3位に入ったのは佐藤慎太郎が令和最初のGP覇者に輝いた『KEIRINグランプリ2019(立川)』。 レースは新田祐大と佐藤の北日本勢が前受けするが、残り2周を過ぎても動きはなし。打鐘過ぎに脇本雄太が一気に仕掛けると、新田が脇本の番手を奪う。最終4コーナーを回り、8車が横一線に並ぶ大接戦のなか、脇本と新田の中を割った佐藤がわずかに前を交わしV。43歳1か月での優勝は2011年GP覇者・山口幸二さんに次ぐ記録で、最年長での初制覇となった。
『あのセリフを体現』『勇気をもらった』…ファンの声
「限界?気のせいだよ!を体現してくれた希望が光る一戦。若くて強い選手が多くいる中、経験と練習で積み上げてきた力が見事に一致し勝利したこのレースが一番!!」 「選手生命を脅かす大怪我からのカムバックかつ、マーク屋として優勝したというのは、近年の競輪ではかなりのレアケース。これからも慎太郎を応援し続ける」 「これは夢か? の名言が忘れられない」 「競輪を始めるきっかけになった大会。当時43歳の“おじさん”が勝った姿が何歳も歳下の自分に『まだまだ頑張れ』と教えてくれた」 「同じ福島県民として勇気をもらった。自分の父親ぐらいの選手がグランプリを優勝するとは夢にも思わなかった。ゴール前で各選手が殺到した時思わず声が出た。いちばん感動したグランプリです」