上野勇希がMAOを破り、KO-D無差別級王座V6。「青木真也とDDTの一番のベルトをかけて試合がしたい」【DDT】
青木は「その挑戦受けて立ちます。世界中でいろんな相手といろんな場所で戦ってきました。2015年の桜庭和志戦以来の戦いたい場所と戦いたい相手。それがDDTの上野勇希です。僕の挑戦受けてください」と応じ、8・25後楽園での王座戦が決定した。 マイクで締めた上野が花道を下がっていくと、MAOが現れ抱擁。サウナカミーナから家出していたMAOだが、どうやら家に戻る決断をした模様だ。 バックステージで上野は「MAOちゃんと両国のメインイベントで、ベルトをかけて、カラカラになるまで費やせて幸せです。MAO先輩とはDNAからずっと一緒で、リング上も生活もしんどいこともたくさんあって、支え合って、夢をぶつかり合えたことは幸せです」と笑み。次戦について「リングでやる者は全部さらさないといけない。恥をかかなきゃいけない。怖いよ。でも僕はチャンピオンになり続けるためにいるんじゃない。DDTの面白さを見せるためにいるから。青木真也に勝つよ。もっとすごくなって、みんなに伝わるから。楽しみにしててください」と気合を入れた。
敗れたMAOは「DDTの最高峰の舞台に立ったわけで、人生かけた戦いだった。今日は一つ人生の区切りがついたようで、勝てなかったけどスッキリしてる。人生のターニングポイントになる日でした。俺の人生間違ってなかったと思いました。ここでプロレスラーになってよかった」と満足した表情を浮かべた。“家出”に関しては「家出先でいろんな可能性見つけちゃって、やりたいことも見えてる。でも今じゃないと思った。まだまだサウナカミーナでやれることがあるなって思っちゃった。DDTを根底から揺るがすやりたいことを見つけちゃったので温めておきます。そのときが来るまで」とひとまず家に帰ることを明言した。 挑戦が決まった青木は「このタイミングで、青木はないだろと思います。両国のメインで次に僕を指名するというのは、彼なりのメッセージとコンプレックスがあるんでしょう。やってはみたいけど、僕が行ったら、彼はめくれるし潰れるから。上手だけど強くない。その部分を徹底的に1カ月めくっていきます」とリングとは裏腹に辛らつな発言を残した。 また、DDTでは11月4日の東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)、12月28日の両国大会が決定。9・29後楽園でTHE RAMPAGE・武知海青のプロレスデビュー第2戦が行わることも決まった。