“そして誰もいなくなった”菊池雄星のエンジェルス合意報道、古巣アストロズ専門メディアが落胆「同じ地区のライバルが大幅に改善したことに加え…」
ヒューストン・アストロズからFAとなった菊池雄星が、ロサンゼルス・エンジェルスと3年6300万ドル(約97億2600万円)で合意したと報じられた。 【動画】菊池雄星がアストロズ時代に見せた8者連続三振! 菊池は24年のトレード期限にトロント・ブルージェイズからアストロズに移籍。新天地では10回の先発登板で5勝をマークし、また菊池が先発した試合でチームは9勝と、シーズン途中加入ながらアストロズに大きな爪痕を残した。 シーズン終了後に菊池はFAとなり去就が注目されていた。そんななか、エンジェルスとの合意報道が出ると、アストロズ専門メディア『Climbing Tal's Hill』は、「残念ながらアストロズにとって悪いニュースだ」と落胆した。 「同じア・リーグ西地区のライバル(エンジェルス)が、大幅な改善を果たしただけでなく、キクチを獲得した際のトレードの問題点にふたたびスポットが当たった。キクチをブルージェイズから獲得するためにフロントは、ジョーイ・ロペルフィド、ウィル・ワグナー、ジェイク・ブロスという貴重な若手を譲渡した」 「キクチがアストロズで活躍していた間は、いいトレードだったと言われたが、しかしキクチとの再契約が望めなくなったいま、アストロズにはキクチも、3人の若手もいなくなった」 最後に同メディアは、「24年のトレード期限でキクチと契約したフロントの判断は称賛に値する。しかし、キクチを獲得するために手放した代償が、大きな問題になるかもしれない。今後、若手3人の誰かが目を見張るような活躍をし始めたらなおさらだ」と、菊池と若手3人の今後のパフォーマンスが、悩みの種になる可能性を示唆した。 構成●THE DIGEST編集部
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