【モテる香水2】ニットとメガネが似合うオヤジに、イタリア発の優しい香り
連載「今日のオヤジ美容」今月のテーマは、フレグランスアドバイザーのMAHOさんが選ぶ「オヤジ世代に捧げたい香り」。今回はミルコ ブッフィーニの日本限定の香りをご紹介。男性へのホリデーギフトをお探しの女性もぜひご一読を。
イタリア発のニッチな香りで、ソフトで知的なイマドキオヤジに
季節が変わったらファッションだけでなく、フレグランスもアップデイトするのがイケおじの流儀。そこで、フレグランスアドバイザーのMAHOさんに、オヤジ世代に纏ってほしい香りをリコメンドいただきました。男性へのホリデーギフトをお探しの女性も注目です。
ミルコ ブッフィーニの日本限定フレグランスは、愛してやまない「日本」を表現
MAHO ミルコ ブッフィーニは、日本で発売されて今年で10年になるイタリア・フィレンツェのブランドです。まだニッチな存在ですが、香料を75日間熟成させて使うなど、イタリアらしいスローライフを感じさせてくれるブランドなんです。 ── 香料を熟成させるなんて、お酒みたいですね。寝かせることでどういった変化が? MAHO アルコールのツンツンしたところや、ブレンドした香料同士が落ち着いてくる感じですね。料理でも、ただ混ぜるのと混ぜて一晩寝かせるのとでは、なじみ具合が違いますよね? それと同じでミルコ ブッフィーニの香りは、吹きつけた瞬間から肌になじんでくれる印象があります。で、今回おすすめしたいのが「FÛGA(フーガ)」という香り。 ── どんな感じの香りですか? MAHO 日本上陸10周年を記念した日本限定の香りです。ご自身もイケおじな代表のミルコ氏がもともと大の親日家で、日本の文化から着想した「HAIKU」「MU」といった香りを手がけているんですが、この「FÛGA」の名前も、実は日本語の“風雅”とイタリア語が語源の音楽形式“フーガ”からきているんです。 ── へぇ~面白いですね。具体的な香りはというと?
MAHO 桜の花びらが散る様子だとか、秋の金木犀、寺社や日本庭園、洗練された都市の雰囲気など、ミルコ氏が“第二の故郷”というほど愛する日本を表現した、とても優しく柔らかい香りです。最初にアーモンドのカリッと弾けるような香りがきて……。 ── (香りを試して)あ~わかります、確かにアーモンドっぽい。 MAHO その香ばしい感じが、今の時代のソフトな男性像を思わせますよね。あとピーチが効いていて、日本人の肌を思わせるような柔らかさが上手く表現されているなと。 ── アーモンドとピーチが相まってなのか、杏仁豆腐みたいなほの甘さを感じます。 MAHO ちょっと風が吹いてくるようなオゾニック(澄んだ空気のよう)な雰囲気もありますよね。 ── どんな男性におすすめですか? MAHO ソフトで知的な印象を与えたい方や、デートで今日は知的路線でいこうという時にいいと思います。香料を熟成させるようなスローライフブランドなので、このデジタル時代に紙の本を読むのが好きだったり、装丁が素敵な本を買って部屋に飾っていたりするような方にもおすすめしたいですね。