求人で「手取り35万円」だったけど、実際は「手取り17万円」だった! これって違法じゃないの? 求人票で注意すべきポイントを解説
求人票に嘘がないか見極める方法
求人票に記載された情報が正しいか判断する際は、以下のポイントを押さえるようにしましょう。 ■求人票が掲載されている期間を調べる 求人票が掲載されてから、どの程度の期間が経っているか調べましょう。 優良企業は離職率が低いため、求人を出す頻度は少ないです。しかし、嘘の求人を出してでも人を集めたい企業は離職率が高いため、長期間または高頻度で同じ条件の求人票を掲載していることが多いです。 ■就業時間や給与が明確に記載されているか確認する 給与の金額や、勤務時間がはっきりと記載されていない求人広告にも注意しましょう。とくに「出勤時刻は自由」や「頑張りがそのまま給与に反映される」などの文言には警戒が必要な場合もあります。 ■面接で直接確認する 求人票で情報の真偽が確認できなかったときは、面接で直接確認しましょう。労働時間や給与制度について質問して、面接官が言葉を濁した場合は、求人票の労働条件が嘘である可能性が高いです。 ただし、労働時間や給与制度について質問するのは、状況によっては失礼にあたります。言葉選びや質問の仕方に工夫をして、相手に不快感を与えないようにするとよいでしょう。
求人票に記載されている情報が本当とは限らない
求人票に嘘の情報を記載するのは法律違反ですが、悪意を持って求人票を記載したことを証明するのは困難なため、実際に処罰される企業は多くありません。もし労働条件に嘘があると発覚した場合は、その時点で会社に申し出をし、改善がなければこちらから退職の意思を示しましょう。 また、嘘の情報に騙されないためには、自衛の意識を持つことが大切です。どれだけよい労働条件が記載された求人票を見つけても、慌てて飛び付かずに情報の真偽を確かめるようにしましょう。 出典 e-Gov法令検索 職業安定法 e-Gov法令検索 労働基準法 厚生労働省 36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部