「元ネタ漫画でしょ?」とあなどるなかれ! “チャー・シュー・メン♪”はスイングのリズム作りに効果あり?
スイングには“リズム”のほかに“テンポ”も大事
スイングのリズム作りで最も有名なフレーズとも言える「チャー・シュー・メン」の場合、「チャー」でセットの状態からバックスイングをはじめ、「シュー」でトップまで振り上げ、そして「メン」でダウンスイングからインパクトへと動くのが一般的で、3拍子からなります。 しかし、ゴルフのスイングにおいて、リズムの数は3拍子だけではありません。例えば、ポピュラー音楽でよく用いられる4拍子で振る場合は、「1」でセットを作り「2」でバックスイング、「3」でトップまで持っていって「4」でダウンスイングをします。 ほかにも「1」でバックスイング、「2」でダウンスイングというシンプルな2拍子で打つゴルファーもいます。 また、音のパターンを表す“リズム”に対して、リズムを刻む速さを意味する“テンポ”もスイングには重要です。例えば、アベレージゴルファーよりスイングの機会が多いプロゴルファー、女性より体が硬い男性の方がスイングテンポが速くなるとされています。 速いテンポは飛距離が出やすいのでロングヒッター向け、反対に遅いテンポは切り返しなどのタイミングが取りやすいためビギナー向けとも言われますが、自分に最適な速さを見つけることが大切です。 最も効果的なのがメトロノームを使った方法で、おもりを動かせば自由にテンポを変えられるので、色々と試行錯誤してみたい人にはオススメです。さらに、スマホアプリでも多くが無料でリリースされています。 なかには、ゴルフのテンポ作りに最適な曲を厳選した専用の音楽アプリ(“ゴルフBPM”、i Phone,Android対応、サブスクリプション制)もあり、楽しみながらスイング練習をすることもできます。 クラブやボールも、より遠くへまっすぐ飛ぶように日々進化していますが、それだけでは技術的にも物理的にも限界があります。残りはゴルファーの技量にかかっていますが、「チャー・シュー・メン」であってもそうでなくても、スイングのリズムやテンポが確立していればギアの性能を最大限発揮できるショットを打てるようになるかもしれません。
ピーコックブルー