睡眠の専門家が教える「眠りの質」が劇的に変わる方法 「しっかり寝たのに、いつも疲れてる…」を改善!
夜ぐっすり眠るための朝の習慣
(これに効く!)日中の眠さ、疲れ 体内時計を整える朝の習慣 【カーテンを開けて朝食をとると体内時計がリセットされる】 活動と休息のリズムを調整する体内時計は、平均24.2時間の周期だといわれ、その周期が短いと朝型、長いと夜型になります。 体内時計を24時間に修正するのが、規則的な生活です。とくに重要なのは(1)定刻に起きて、(2)朝日を浴び、(3)朝食をとることです。 全身にある体内時計のうち、脳にあるもっとも強力な親時計をリセットするのが「光」です。リセットには2千5百ルクス以上の光が必要ですが、太陽光は晴天で10万ルクス以上、くもりの日でも5千~1万ルクス。一方、室内の照度は明るくても8百ルクス程度。いかに太陽光が強力か、よくわかります。朝起きたら必ずカーテンを開け、脳の親時計に光を届けましょう。 また、全身にある子時計を脳の親時計に合わせるのが朝食です。起床後1時間以内に朝食をとることで、すべての時計のリズムが揃い、効果的に一日のスタートを切ることができます。 【POINT】 ・太陽光と朝食で体内時計をリセット ・朝、太陽光を浴びると脳内の「親時計」がリセットされる ・起床後1時間以内に朝食を食べると全身の「子時計」が整う 次回は、夜の眠気や寝つきをよくするための習慣について、詳しくご紹介します!
〈著者プロフィール〉三橋 美穂(みはし・みほ)
睡眠の専門家としてキャリア25年、累計900回以上の講演・セミナー・研修の講師を務める快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。 寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。 主な著書に『眠トレ! ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか多数。日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)は100万部を突破。わかりやすく実践的なアドバイスには定評があり、NHK「あさイチ」TBS「ひるおび!」日本テレビ「ヒルナンデス!」など、テレビ番組にも出演多数。
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