ビットコイン10万ドル突破を受け、米暗号資産関連株が市場前取引で急騰
ビットコイン(BTC)が10万ドルの心理的障壁を突破し、24時間で4%の上昇を見せたことを受け、暗号資産関連株も米株式市場のオープン前に急騰した。 医療機器企業セムラー・サイエンティフィック(SMLR)は、7%以上の上昇と最大の上げ幅で、1株70ドル(約1万500円、1ドル=150円換算)に近づいた。bitcointreasuries.netによると、同社は1570BTCを保有している。 40万2100BTCを保有するビットコイン開発企業マイクロストラテジー(MSTR)は、6.5%以上の値上がり。同社は上場企業の中で最も多くのビットコインを保有している。 2番目に多くビットコインを保有するMARAホールディングス(MARA)も6%以上上昇した。ビットコインマイナーの同社は、2031年を満期とする8億5000万ドルのゼロクーポン転換社債型シニア債の募集を完了した。これによって得られた資金は主に、ビットコインの取得と2026年満期の既存債券の買い戻しに充てられる。 他のマイナーの株も上昇した。 IREN(IREN)は4.6%の値上がり。2030年満期で3億ドルの転換社債を発行する予定で、4500万ドルの追加オプションもある。調達された資金は、上限付きコール取引、プリペイド・フォワード株式購入、企業としての一般的な購入資金に充当される。 株式が7%近く上昇したHut 8は、ビットコインを準備資産として購入するなど、成長と株主還元を支えるために、5億ドルのアット・ザ・マーケット(ATM)オファリングと2億5000万ドルの自社株買戻しプログラムを発表した。 暗号資産取引所コインベース(COIN)は4.4%上昇した。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:Shutterstock|原文:U.S. Crypto Stocks Surge in Pre-Market Trading as Bitcoin Tops $100K
CoinDesk Japan 編集部