北朝鮮から帰国アントニオ猪木氏が会見(全文2完)政治家、外交は体力も必要
北朝鮮訪問から帰国したアントニオ猪木参院議員が、13日午後1時半めどに東京の外国特派員協会で記者会見した。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。 以下、(全文1)の続きです。 記者2:(英語)どういう方向に向いているのかについてお願いします。 アントニオ猪木:やっぱり政権与党という、自民党の決定というのが一番大きいわけですね。その中で、今は空気が変わりつつある。今までは制裁ということが一辺倒であったのが、対話も必要だと。先日の朝日新聞にも、五十何%ですかね、対話が大事だという、圧力がまだ四十何%という記事がありました。そういう中で、自民党の中にいろいろ対話をしたいという考え方を持つ人がいまして、そういう仲間が、仲間というか、増えてきているということ。風が変わってきたと。 たぶん表と裏が政治はありますから、皆さんが願ってることは、戦争はとんでもない。同時にやはり風が今ちょっと変わりつつある。日本はみんなで渡れば怖くないという言葉がありますが、本当に1つの流れができると全部そっちへ目が向いてしまう。そういう反省から言えば、第2次大戦もしかりだと思います。そういう中で今、違う風を、ちょっと方向を変えてみると、そういう空気が醸成されていると思います。 1つには、ぶれないという言葉。先ほど、どういうふうに英語で訳されますかというような質問もしてたんですけど。今日言ったこと、きのう言ったこと、今日は違う、今日言ったことがあしたには違う、そういうのが、各国のリーダーが発言されてることを見まして、要するに人生はプリンシプルという1つの背骨じゃありませんが、きちっとした基本的な考え方、生き方、これは今、戦後本当に忘れ去られたわけではないと思いますが、それをしっかりと、人生はどうあるべきかという部分で基本的な、そういうものを持たなきゃいけない。政治の世界がまさにそれを示してもらいたいと思ってます。