北朝鮮から帰国アントニオ猪木氏が会見(全文2完)政治家、外交は体力も必要
特に日本に対してどのような話があったのか
記者6:(英語)日本語で質問いたします。先ほどリ・スヨンさんとか金永南さん、お会いされた方々のお名前出ましたけども、議員が実際にそういう方々とお会いして、特に日本に対してどういうようなお話があったのか。あるいは議員ほうでどのような感触を得たのか。特に今回のミサイル、核兵器というのはアメリカにとってはアメリカまで届くようなミサイルができるかできないかの瀬戸際で、アメリカが非常に、それを深刻に考えているというのは分かるんですが、日本はもともとミサイルのレンジに入っているわけでして、今日本と北朝鮮の間にどういうことが起きていて、日本の政府の反応、対応を北朝鮮側はどういうふうに見ているのか、評価しているのか。議員がお話しした方々からの反応でもしそういうのがあればお願いします。 アントニオ猪木:かつて私はイラクの人質解放を1990年ですかね。そのときに第一線、あるいはラマダン副首相と、そういう方と会談をするときに30分、40分ずっとストーリーを聞かなきゃいけないんですね。なぜこうだと。そういう経験の上で北朝鮮も同じように最初はそういう話を30分黙って聞いてなきゃいけないんですけど。そういう、ある意味大事ではありますけれども、こちらも勉強していっています。そういう中で、そういう話を抜きにして、本音の話をしましょうよということで、向こうの方たちと会談をしております。 それでたまには、私の場合は、まずは酒を飲んだときに、ロシア外交をやったときにウォッカでロシア人をぶっ飛ばしたのは私だけだろうと佐藤優くんが書いていますけどね、そういう意味ではやはり、政治家、あるいは外交は体力も必要だよと。そういうことで正確なお答えになったんですかね。
今回の32回目の訪朝は、以前と特別違っていたところはあったのか
記者7:(英語)日本語で失礼します。2つあるんですが、まず1つ目。今回32回目の訪朝ということでしたが、今、厳しい状況であるというお話もありましたけど、これまでの訪朝と、特別違ったところがあったかどうか。もしあったとすればそれはどんな行動だったり、猪木議員とお話しされている内容で、何か感じられたことはありますか。 アントニオ猪木:政治的には先ほどプリンシプルというお話で、言ってることはずっと毎回同じ形の話です。ただ1つ、やはりメディアの欲しがるいろんな写真、街並みが行く度に変わっていると。今回70階建てのビルも完成して、本当に街並みは、あるいはそこにいる人たちのファッションもそうなんですね。私の同行してる人間がその辺は詳しいんであれなんですけど、要するに2、3年前は日傘が多かったんですよ。いろんなきれいな。で、今年はそういう、乳母車が結構はやってて、動物園にも案内されましたが、乳母車に乗ってるような場面、その辺が政治的な突っ張り合いの話と同時に国民感情がどういうふうに変わってきてるか。たぶん根底にはいろんな、これから経済という部分に目を向けてる人たちも増えてます。 記者7:じゃあもう1つすみません。先ほど自民党の中の空気も少し変わってきたというようなお話があったかと思うんですが、具体的に言うとどのぐらいの方々が対話の方向に少し変わってきたかなというところと。もしその訪朝団、組まれるとしたらどのぐらいの人数になるのかなというところはいかがでしょうか。 で、もしその対話というのは、日本政府は核兵器を保有することを認められないというスタンスではありますけど、その辺り、対話に持っていく場合に核兵器の保有を認めるかっていうのはどうでしょう。 アントニオ猪木:私の場合はこういうキャラクターですから、別にどこからたたかれようが何も問題ないんですが、例えば名前を出してしまうと、そういう政界の中でのいろいろあれもあると思うんで、ちょっとそこは差し控えさせてもらいたいと思います。 で、逆にもう1つ、私が質問させていただきたいのは、日本の不倫問題はどういうふうに今お考えですか。女性の立場から。 司会:Thank you, yes.〓フジタ 00:40:17〓さん。(英語)