石破総理が長野入り 序盤から熱戦模様 三つどもえの戦い 衆院・長野1区【長野】
衆院長野1区には17日、石破総理が遊説に入りました。三つどもえの戦いは序盤から火花を散らす激しい選挙戦となっています。 午後3時前、長野駅東口前の公園です。演説をしていたのは、自民党・前職の若林健太候補です。 ■自民・前 若林健太候補 「自民党『政治とカネ』をめぐる問題で不祥事を起こし、不信を招いたことによって大逆風。私自身がすべての長野県の逆風を受けているような」 厳しい戦いを語る中、ちょうどそのタイミングで現れたのは石破総理。 最初は、聴衆に柔らかく、語りかけました。 ■石破総理 「本当はもっと近くで話をしたい私は…ですが、最近本当に物騒な世の中になって、警備がきつくなりました」 総理来県。陣営発表で集まった聴衆は、およそ1200人。 改めて、自公で過半数という目標を強調した石破総理ですが、接戦が伝えられる小選挙区の応援に入り、静かな語り口調も徐々に熱を帯びてきます。 ■石破総理 「この日本を必ず、平和と独立を守り抜く国、一人ひとりの暮らしが必ず良くなる国、いかなる災害にも負けない国、地方から新しい日本をつくる国、そういう国を若林健太さんと一緒につくるために皆様のお力を、大変厳しい戦いだが、若林健太にお与えください」 当初の予定の15分を越え、20分以上に及んだ総理の演説。 逆風の中戦う若林陣営も追い風となることを期待しています。 石破総理が演説した長野駅東口公園とは駅をはさんで反対側。 日本維新の会新人の若狭清史さんが街頭演説をしました。 ■維新・新 若狭清史候補 「政治家が政治家でないから、政治屋になってるから、『政治とカネ』の問題や行ったことに対して何の責任も取らない。結果責任を負う政治をやらせていただきたい。私が言うことは責任を持ちます」 この日は維新の柴田巧参議院議員が応援に駆けつけました。 ■維新・柴田巧参院議員 「新人ではありますが、即戦力長野1区、長野市長野県を背負っていける政治家だ」 ■維新・新 若狭清史候補 「初日、二日と色んな方とあいさつして、新しい風をいれなきゃだめだという声。元々決めてた所、石破総理が来るということで驚いてますけど、気負いせずこちらの思いを伝えていこうと思います」 街頭演説の後は駅前を歩き支持を訴えました。 立憲民主党前職の篠原孝さん。各地でミニ集会を重ねながら支持拡大を目指しています。 ■立憲・前 篠原孝候補 「自民党、得意の改正しているようで、改悪抜け穴だらけの法律をつくっている。改革しているようでなってない」 3日目を迎えた選挙戦については… ■立憲・前 篠原孝候補 「みなさん関心は高いですよ。特に今回は頑張ってくれと、この前小選挙区で敗れたけどこんなこと絶対ないようにと」 街頭では「政治とカネ」の問題を取り上げます。 ■立憲・前 篠原孝候補 「違う政党が政権を取って直さなかったらできない、それが原点なんです。その機会がめぐってきた他の人よりずっと、これ(政治とカネ)への情熱は高い」 この日の昼食は「げん」を担いでかつ丼を平らげました。