【バスケ日本代表】ジェイコブス晶と山ノ内勇登の“新生代”コンビ 強みを生かしパリ五輪でのプレー目指す
ジェイコブスは9キロ増で課題のフィジカル強化
昨年はW杯前の代表合宿に参加していたものの、最終選考で惜しくもメンバーを外れていたジェイコブス。W杯での日本代表の躍進から刺激を受け、パリ五輪での代表入りの思いが強くなったという。 「(W杯は)ハワイで見ていました。(試合が)夜中ぐらいだったんですけど、(日本の躍進は)すごく嬉しいし、僕は合宿で一緒に戦ったメンバーで、すごく近い感じがしたので。次のオリンピックの舞台で自分も(日本代表として)戦いたいなと感じた」 日本代表入りをモチベーションに、自身の武器である3Pシュートに磨きをかけ、課題であったディフェンスやフィジカルの強化に努めた。ウェイトトレーニングに注力した結果、W杯前は93キロだった体重が102キロまで増加。「プロ相手にもフィジカルで負けていない。1年前と比べてそういう当たりが強くなっているというのが一番大きい」と自信をのぞかせた。 ホーバスHCからはシューターとして「フロアスペーシング(を広げること)を一番求められている」といい、「一番大事なのはシュート。『毎回打てる場面があれば打ってください』ということをいわれています」と話す。代表合宿では「いい感じ」にシュートを決められており、コーチ陣へのアピールも上々だ。
動けるビッグマン山之内「細かい部分を頑張りたい」
山ノ内もジェイコブスと同様にアメリカからW杯を見守っていたといい、「それ(日本代表入り)をモチベーションに頑張っていた」と振り返る。 「ワールドカップのメンバーに入りたかったけど、それは叶わなかった。だからこそ、パリ五輪への思いが強くなりました。ディフェンスでしっかり守ること、リバウンドにしっかりと絡むこと、オープンのシュートをしっかりと決めること。細かい部分をしっかりと頑張りたい。チームには八村選手など得点を決められるメインの選手がいるので、そういった選手たちをしっかりと支えられるように頑張りたいです」 207㎝の長身ながら、フォワードの選手にもマッチアップできるようなクイックネスが武器の山ノ内。チームにどのように貢献したいかという問いに対しては、「自分の万能性やこのサイズでこれだけ動けるんだという部分を見せたいです。僕のサイズがあって、これだけ動ける選手はなかなか日本にはいないと思います」と自信たっぷりに答えた。 「日本代表で戦うことは自分の夢です。今まではここまで合宿に残ることができなかった。この夢をかなえるために、できることをしっかりやっていきたいと思います」