【バスケ日本代表】ジェイコブス晶と山ノ内勇登の“新生代”コンビ 強みを生かしパリ五輪でのプレー目指す
来月26日に開幕するパリ五輪に向けて、都内で強化合宿を行っているバスケットボール男子日本代表。今月22日と23日に北海道で行われるオーストラリア戦、7月に都内で行われる韓国戦を経て、14人程度までメンバーが絞られていく予定だ。 激しい代表争いが繰り広げられている中、注目を集めている若手コンビがいる。ジェイコブス晶と山ノ内勇登だ。ともに5月のディベロップメントキャンプを経て、A代表の合宿に招集されている2選手である。 渡邊雄太や八村塁のNBA組、河村勇輝やジョシュ・ホーキンソンなど昨夏のワールドカップで活躍したお馴染みのメンバーが代表入りを期待される中、最年少の2人がパリ五輪での日本代表入りを狙う。
ともにNCAA1部でプレー ホーバスHC「経験させた方がいい」
20歳のジェイコブスは203㎝のスモールフォワード。現在はNCAA(全米体育協会)1部のハワイ大でプレーしており、昨夏のワールドカップ直前合宿にも招集されるなど、将来の日本代表として期待されている選手の一人だ。 21歳の山ノ内は207㎝のセンター。ジェイコブスと同様、昨シーズンはNCAA1部のポートランド大でプレーし、来シーズンは同じくNCAA1部の強豪・ネバダ大への転校が決定している。207㎝と長身ながら機動力に優れ、3Pシュートも軽々と決めることができる山ノ内もまた、将来を嘱望されているビッグマンだ。 パリ五輪での8強入りという目標を掲げているアカツキジャパンだが、トム・ホーバスヘッドコーチ(HC)はその目標を達成するための強化ポイントとして「シュートとリバウンド」を挙げている。世界的に見ればサイズで劣る日本代表にとって、ジェイコブスや山ノ内のようなサイズとシュート力があり、機動力にも優れるビッグマンはチームを助ける存在にもなりえる。 ホーバスHCは「山ノ内勇登とジェイコブス晶はディベロップメントキャンプから。(A代表での活動を)経験させた方がいい選手もいる。あの2人だけじゃないですけど、ちょっと経験させた方がいいかなと思いますね」と合宿に招集した経緯を説明し、2人の成長に期待を寄せる。