「献体写真」めぐり統括院長が謝罪も... 炎上後の「反論全削除」に疑問の声
解剖研修の写真をSNSに公開した東京美容外科・沖縄院院長の黒田あいみ氏をめぐり、東京美容外科の統括院長・麻生泰氏が2024年12月26日、改めて謝罪を行った。 【画像】麻生泰氏の謝罪文全文を読む ■「御献体をしてくださった方々への敬意が明らかに欠けておりました」 黒田氏は、2日に公開したブログで「今回は fresh cadaver (新鮮なご遺体の解剖)で勉強をしにきていて」とし、グアムで撮影した複数の写真を公開した。 添付されていたのは解剖が行われている様子を背景に、複数の医師らで並んだ記念撮影写真や、解剖中の献体の頭部画像など。絵文字付きのコメントを添え、インスタグラムにも投稿し、黒田氏の倫理観を問う声が相次いだ。 麻生氏は21日、謝罪しつつ「アメリカで解剖している事ですので、日本ともルールが異なります」と釈明。24日には、批判の過熱について「動機は善で、彼女に他意はありません」と擁護し、「死者への尊厳ももちろん大切ですが、今生きている人の命や安全も大切なんじゃないでしょうか? それが解剖セミナーの趣旨ですし、どんな言い訳や神妙な態度をとったところでご遺体を損壊する事実に変わりありません」などと訴えていた。 しかし麻生氏は26日までに、関連投稿をすべて削除し、「グアム大学解剖セミナーにおける当院医師の不適切な投稿がございました。あらためて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 「御献体をしてくださった方々への敬意が明らかに欠けておりました。本当に申し訳ございませんでした。心からお詫び申し上げます」
「医療関係者に対する信頼を失墜させてしまいました」
一般ユーザーから「献体や臓器提供を取りやめた」とする反応も上がる事態となったことを受け、「今回のことで医療関係者に対する信頼を失墜させてしまいました。特に解剖に携わりながら医学、医療を発展させようとしていらっしゃる医療関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまいました」と改めて謝罪する。 「今後、当院医師が同じ過ちを起こさないよう細心の注意をはらってまいります。本来は医学生がわきまえているべき倫理感が欠如している行動でした」として、今後の対応について「『患者さんを助ける』という医学の根本に立ち返りながら、倫理面の教育を徹底してまいります」とつづった。 全面的な謝罪を行った麻生氏だが、これまでの投稿に対する不信感や、説明のないまま一連の投稿を削除した対応について疑問の声が相次いでいる。 「何度もおかしなポスト繰り返さないとここにたどり着けないほど倫理が欠如していたとしか思えないのだが? 散々論点ずらしの責任転嫁をしまくってようやくここですか?」 「謝罪かと思えば言い訳&論点すり替えて逆ギレしてた連日のポストは消されたんですね。何が問題で批判されてたのか分かるまで何日かかってるんですか」