アサヒ飲料、緑茶飲料ブランド「颯」認知拡大へ 今年は大型PETにも注力 爽快感のコミュニケーション継続
アサヒ飲料は今年、発売2年目に入る緑茶飲料ブランド「颯」の認知拡大に取り組む。 その一環として今年は大型ペットボトル(PET)にも注力する。 2月19日、取材に応じた川上隆之マーケティング本部マーケティング二部無糖茶グループリーダーは「初年度は、手に取っていただきやすい小型のパーソナル容器を中心に展開した。今後の定着を図るうえで、大型容器も無糖茶飲料には欠かせないため、今年以降は大型PETも伸ばしたいと考えている。大型容器が中心とする量販チャネルにも引き続き注力し、ブランド規模を拡大していきたい」と話す。 昨年については「大規模なコミュニケーションで認知拡大につとめた。味わいについては、既存の緑茶飲料とは異なる新しい味わいのため、お客様からは賛否両論あったが、だからこそ市場に一石を投じられたとプラスに捉えている」と振り返る。
コミュニケーションは爽快感を強調した点に手応えを得たことから、今年も継続していく方針。 「既存の緑茶の“老舗”や“癒し”というイメージとは異なる、アクティブで爽快感のある緑茶飲料というコミュニケーションを継続する。爽快感を求めるときに、真っ先に連想されるようなブランドにしていきたい。無糖茶飲料のなかで、一番強いレベルでアクティブさや爽快感を表現していく」という。 今後の課題には認知拡大を挙げる。 「昨年も認知拡大には取り組んでいたが、今年で2年目という、まだ認知の低い商品。知っていただく、手に取っていただくということを進めていく。賛否両論のなかでも、好きになっていただける方が一定数いる手応えを感じているため、まずは知って飲んでいただきたい」と意欲をのぞかせる。