「インディーゲーム業界を代表するな」「主語がデカい」とツッコミ殺到…。 任天堂も激怒「酷似ゲーム」運営会社が犯した痛恨の失態
ゲームソフト「Palworld/パルワールド」の運営企業に対して、任天堂などが特許権侵害訴訟を起こしたと発表した。これに対して、運営企業側は声明文を発表したのだが、その文面にSNS上では批判の声が相次いでいる。 【画像で見る】ポケモンに酷似、パルワールドの登場キャラと、発表された声明文 反感を集めている要因は、声明に「大きすぎる主語」や「同情を求める描写」が盛り込まれている点にある。SNS時代のコミュニケーションでは、これらを効果的に使うことで支持を集められることもある一方、裁判をめぐる声明などシリアスな内容に用いるときには、あまり適していない傾向がある。そこで今回は、経緯を振り返りつつ、実際の声明文を見ながら、何がマズかったのかを考えたい。
■登場キャラがポケモンに酷似 パルワールドは、ゲーム制作会社「ポケットペア」が開発したゲームだ。公式説明文から引用すると、「広大な世界で不思議な生物『パル』を集めて、戦闘・建築・農業を行わせたり、工場で労働させたりする全く新しいマルチ対応のオープンワールドサバイバルクラフトゲーム」と称している。 2024年1月に公開されて、一躍注目を集めたが、その最大の理由が「登場するキャラクターがポケモンに似ている」ことだった。ポケモンとは、ポケモン(企業名)や任天堂が手がける「ポケットモンスター」を指し、その動向が注目されていた。
【画像で見る】「マジか…」と唸ること必至? ポケモンに酷似したパルワールドの登場キャラと、発表された声明文 そして、発表から半年以上がたった9月19日、任天堂とポケモン社は、前日付でポケットペアに対する特許権侵害訴訟を、東京地裁に提起したと発表する。 パルワールドが複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差し止めと損害賠償を求める内容で、「当社は、長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、当社のブランドを含む知的財産の侵害行為に対しては、今後も継続して必要な措置を講じていく所存」とした。