内定が出た企業が「年俸制」なのですが、「月給制」とどのような違いがあるのでしょうか? メリット・デメリットを教えてください。
年俸制で働くメリット・デメリット
年俸制で働くメリットとしては「年収アップが期待できる」「いきなり給与を減額されるリスクがない」などが挙げられます。 年俸制を採用する企業の場合、実力次第では若手の段階でも高年収が期待できます。また、年俸の対象期間において、減給されるケースはほとんどないとされているようです。年間収入の見通しを立てやすく、マイホームや車などの大きな買い物をする際や、旅行の計画を立てる際にも役立つ可能性があります。 一方で、年俸制で働くデメリットとして「成果次第では減額されるリスクがある」「成果を出してもすぐに給与に反映されない」などが挙げられます。 年俸は、基本的に毎年更改されるため、成果が十分に出せていないと判断されると、翌年の年俸が減額されるリスクがあります。現在の収入が継続する保証もない点が大きなデメリットといえるでしょう。例え成果を出したとしても、すぐに昇給につながらない点は注意すべきポイントといえます。
年俸制の働き方に向いている人
年俸制は、個人の頑張りが収入に反映されやすいという特徴から「自分の実力を正当に評価してほしい人」や「大幅な収入アップを狙いたい人」「収入額を把握してライフプランを立てたい人」などに向いていると考えられます。
年俸制で働くメリット・デメリットを正しく理解しましょう
年俸制は、成果主義に近い賃金制度の一つです。成果を出せば出すほど、年収の大幅アップにつながる可能性があります。一方で年俸制は、成果次第では年収がダウンするリスクがあります。全ての人たちに適した働き方とはいいきれないことを踏まえたうえで、ご自分が年俸制に向いているかを確認しましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部